松山市民会館の在り方調査 シアターワークショップを特定 松山市

四国

閉鎖時期など在り方を検討することになった松山市民会館

【松山】松山市は、公募型プロポーザル方式で委託先の選定手続きを進めていた「文化施設の在り方に係る調査業務」について、審査の結果、シアターワークショップ(東京都渋谷区)を特定した。2025~26年度で松山市民会館の閉館時期の方向性や既設による代替機能などを含む、将来の文化施設の在り方を検討するための資料づくりなどを行う。今後速やかに契約手続きを進める。参考見積額は税込み1177万円(提案限度額は1684万円)だった。  業務内容は▽松山市内の文化施設の利用状況と文化活動状況の整理▽近隣や類似都市の既存ホール施設の概要と事業内容、運営状況の調査▽プロモーターへのヒアリングと文化施設の将来需要の予測調査と分析▽代替施設のモデルプラン(規模・機能など)作成、概算工事費積算▽市民アンケートの実施▽文化施設の在り方検討会の資料作成―など。履行期限は26年3月31日まで。  アンケートについては、2000人の市民を対象に、文化施設の在り方に関する意見を求める他、検討会の資料作成については、今年7月に設置した「文化施設の在り方検討会」の開催(25年度3回、26年度3回)と、検討会での意見取りまとめなどの支援を求めることにしている。  プロポーザルには同社の他、ランドブレイン、地域計画建築研究所、RPI・ワコールアートセンター・針谷建築事務所特定共同企業体が参加していた。  松山市民会館は1965年7月10日に開館した大・中・小ホールの各ホールなどを有する文化施設で、規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ9949平方㍍。開館から60年が経過し老朽化が進んでいるとして、施設の劣化状況を調査した結果、閉館の時期を検討するなど在り方検討を急ぐことになった。所在地は堀之内。