インフラ守るくんプロジェクト 26年4月に本格始動へ

岡山
 IME(岡山市北区、大西猛社長)がインフラテック・ジャパン(東京都港区、新田憲佑代表)と協業して新たに取り組む「インフラ守るくんプロジェクト」が、2026年4月から本格始動する。なお、インフラテック・ジャパンは現在社内ベンチャーの状態となっており、M&A事業を展開する企業として同時期に新設する。  インフラメンテナンス企業の価値を高め、「企業群としての成長」を目指して実施するプロジェクトで、新田代表は「経営者の高齢化により、企業の事業承継が困難となっている世の中において、インフラメンテナンス企業の廃業は大きな損失だと考えている。こうした企業を守っていきたい」と立ち上げたきっかけを語る。  共に手を組むパートナーとして、橋梁やトンネルの補強・補修を手がけるIMEに声をかけた。IMEの大西社長は新田代表の熱い思いに賛同し、「1社のみではできることに限りがあるが、当社の知見やノウハウを同業企業に提供することで、企業群としてのレベルアップを図ることができる。経営理念の『インフラの安心・安全を守る』につながるため協業を決めた」と話す。  当面は主にインフラ守るくん「M&Aグロース」「ビジネスグロース」「パートナーシップ」の3つの柱で進めていく。  「M&Aグロース」では、インフラテック・ジャパンの主導で事業承継や後継者不在に悩む企業をM&Aし、グループ企業群としての成長を目指す。主に、橋梁・トンネルの補修・補強工事を行うインフラメンテナンス企業、同分野に新規参入したい一般土木企業、橋梁・トンネルの構造計算・補修設計を行う企業、橋梁・トンネルの特殊工事を行う企業をM&Aの対象としている。グループとなった企業には、「ビジネスグロース」と同様にIMEが手厚いサポートを行う。  「ビジネスグロース」では、グループ化した企業に限らず、事業拡大や新規参入を目指す企業をサポートする。施工力・技術力やメンテナンス製品の知識の他、メンテナンス技術者の育成経験があるIMEの主導で、入札前の段階から施工・完成までをサポートする「施工サポート」やデジタル技術の活用をサポートする「新技術サポート」に加え、入札・営業面での落札率・受注率を高めるためのサポートを行う「入札・営業サポート」などにより、あらゆる分野で支援していく。  また、「パートナーシップ」は橋梁・トンネルの補強・補修企業が勉強会や定例会を通じて互いに情報共有し合い、経営力や技術力を高めるコミュニティーとなっており、現在参加企業を募集している。  今後は同プロジェクトに参加する仲間を増やしながら、10年以内に「国内ナンバー1のインフラメンテナンス企業群」を目指す。また、日本の耐震技術を広めるために東南アジアへの拡大も視野に入れている。