リゾートトラスト 箱根の土地3.9㌶に会員制ホテル
神奈川
【箱根】リゾートトラスト(名古屋市中区東桜2ノ18ノ31)は、箱根町の約3・9㌶の土地で会員制ホテル「(仮称)早雲山ホテル」を新築する。5棟の建物を配置し、客室40室を整備する予定だ。工期は2年程度。設計・施工者や着工・完成時期については非公表としている。
建設地は箱根町強羅字強羅1322ノ47他で、県道734号線を挟んだ敷地3万9282平方㍍。土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に指定されている部分については可能な限り工事対象とせず、これまでスケートリンクや駐車場として活用されてきた既存造成地に施設を建設する。
ホテルは客室棟4棟(G1棟~G4棟)と共用施設棟1棟(P1棟)の地下1階地上2階建ての建物計5棟で構成する。客室は全40室で、客室棟4棟に各10室を設置 。P1棟には受付やレストラン、従業員用の施設などが入る。
既存造成地の中央から北側で4㍍の切土、南側に4㍍の盛土を行うことで、南側のG1棟、G2棟の2棟を北側の3棟(G3棟・G4棟・P1棟)より8㍍高い位置に配置。2棟の地下には計40台分の駐車場を整備し、地下階の渡り廊下で北側3棟の地上1階と接続する。
この他、土砂災害対策として、レッドゾーンに近接する場所にはL型擁壁や待ち受け式擁壁を整備する。また、G4棟の地下に容量約1800立方㍍程度の雨水貯留槽を設置する。
環境影響評価関連の調査は協和コンサルタンツ東京支社(東京都渋谷区)が受託。2027年5月に予測評価書案を提出する予定だ。
