狛江国立線未整備区間 1期1.2㎞を年度内に事業着手

東京

府中街道交差点付近の整備イメージ

 東京都建設局は府中3・4・3号狛江国立線の未整備区間のうち、府中市是政3丁目~南町1丁目間の延長約1275㍍について2025年度内に国土交通省関東地方整備局から認可を得て事業着手することを目指す。3期に分けての整備を予定する未整備区間の1期区間に当たる。12月9日の都議会定例会で、自民党の増山あすか氏(府中)の代表質問に花井徹夫建設局長が答弁した。  狛江国立線は多摩川左岸の府中市押上町4丁目(調布市境)から同市四谷6丁目(国立市境)までを東西に結ぶ延長約8515㍍の都市計画道路。押上町方面の起点側と四谷方面の終点側の2区間・約4400㍍が整備済みだ。一方、未整備で残る途中の府中街道~野猿街道間約4080㍍は都市計画道路の第4次事業化計画(16~25年度)で優先整備路線に位置付けられている。  25年度内の事業認可を目指す1期区間は、未整備区間のうち起点側の府中市是政3丁目地内(府中街道)から南町1丁目地内(かえで通り)に至る延長約1275㍍で、幅員20~32・5㍍の道路を新設する。ルート上にある府中第二都市下水路とJR武蔵野線・南武線の交差部にボックストンネルを設けてアンダーパスさせる。  構造別の幅員は平面の標準部が20㍍(車道部2車線9㍍、歩道5・5㍍×2)、トンネル部が20・7㍍(車道部2車線7・5㍍、歩道4・95㍍×2)。トンネル前後の掘割部については28・5㍍を確保して、中央に本線(車道2車線7・5㍍、歩道3㍍×2)を、両側に側道(車道1車線4㍍×2、歩道2・5㍍×2)を配置する。  22~23年度に東光コンサルタンツ(豊島区)が概略修正設計を手掛けた。現在は日本インシーク(中央区)が12月25日の納期で予備設計を進めている。一部の個別箇所で単価契約による用地測量も実施している。  代表質問で増山氏は「(多摩地域で)骨格幹線道路の整備とともに、地域の安全性向上などに向けて地域幹線道路の整備についても推進していく必要がある」と指摘して都の姿勢をただした。  花井局長は秋多3・3・9号小川草花線の延長約1・2㌔を10月に交通解放した事例を紹介するとともに、狛江国立線の未整備区間のうち1期区間について「25年度に事業認可を取得し、事業着手する」と答弁。多摩地域の地域幹線道路の整備に「着実に取り組んでいく」と意気込んだ。 ■2期区間でも予備設計進む  後続区間の状況を見ると、2期区間は府中市南町1丁目地内(かえで通り)~住吉町2丁目地内(鎌倉街道)間の延長約1335㍍。幅員20㍍のうち9㍍を車道に充てて2車線を確保し、両側に5・5㍍の歩道や自転車通行空間、植栽帯をそれぞれ配置。歩道下に電線類を埋設して防災性を高める。区間内で市道4―245号、下河原通り、下河原緑道、下河原通りの4路線と平面交差させる。  1期区間と合わせて、概略修正設計と予備設計を実施。24年度に現況測量を終えた。用地測量の着手時期は「現時点で未定」(担当者)という。  また、3期区間は府中市住吉町2丁目地内(鎌倉街道)~四谷3丁目地内(野猿街道)間の延長約1470㍍。現時点で設計などの動きはない。