年頭所感 建設業労働災害防止協会会長 今井雅則氏

中央
 新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。  皆様におかれましては、平素より当協会の事業活動につきまして、特段のご協力をいただいておりますことに心より感謝申し上げます。  さて、建設業は、地域のインフラ整備や経済活動を支える施設づくりなど夢のある産業です。災害時には復旧・復興工事の担い手として、国民生活、社会経済を支えるという重要な役割を担っております。  しかしながら、建設業界は慢性的な技術者・技能者不足、若手入職者の減少、高齢化の進展に加え、気候危機による猛暑等の荒ぶる天候など、多くの課題に直面しております。  一方、建設業における労働災害は関係各位の地道なご努力により、長期的には減少傾向にありますが、死亡災害については、全産業の3割を占めており、非常に憂慮すべき状況にあります。   こうした厳しい環境の中においても、日本経済を回し、建設業が憧れの産業として今後も安定的に発展するためには、建設工事に従事する全ての方々が、安全で安心して働くことのできる魅力ある職場環境を築くことが不可欠です。当協会では、2023年度から27年度を計画期間とする「第9次建設業労働災害防止5か年計画」を策定しており、その4年目に当たる本年もこの第9次計画の目標の達成を目指し、リスクアセスメントの確実な実施の推進、建設業労働安全衛生マネジメントシステム「コスモス」の導入促進、メンタルヘルス対策や化学物質管理への支援、さらに各種安全衛生教育などの活動に積極的に取り組むこととしております。  当協会は、本年も引き続き、労働災害ゼロを目指し、実効ある活動を積極的に展開していく所存ですので、皆様のご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。  結びに、皆様の益々のご発展を心より祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。