高知県 森林審議会を開催 林道開設延長など変更
四国
林道の開設、拡 張に関する計画の変更
高知県は、地域森林計画の変更に当たり「高知県森林審議会」を開き、安芸地域など4地域の森林区域の面積や林道の開設延長(10年間)などの変更案を審議した。今後、国との協議を経て、12月末の変更を見込んでいる。
会では、安芸、高知、嶺北仁淀、四万十川地域の森林計画の変更内容を説明。安芸地域森林計画の変更点は、森林区域で森林簿の更新により区画の統廃合や区域を精査した結果、森林区域の面積が現行の6万9920㌶から8㌶増え、6万9928㌶となった。林道開設については、路線数は変わらず、安芸市で物価上昇などが勘案され、 開設延長が現行の8万8450㍍から7万6580㍍に変更。林道拡張は1路線減少し35路線、舗装延長は1200㍍減少し3万7848㍍、改良は6カ所増え84カ所となった。
高知地域森林計画では、森林区域の開発完了や森林以外から森林区域への編入の他、森林簿の更新により区画の統廃合や区域を精査した結果、森林区域の面積が16㌶増の6万3254㌶となった。林道開設については、路線数は変わらず、香美市で開設延長が現行の1万3600㍍から1万1900㍍に変更。林道拡張の路線数や舗装延長は現行と同様で、改良は16カ所減少し138カ所。
嶺北仁淀地域森林計画は、森林簿の更新により区画の統廃合や区域を精査した結果、森林区域の面積が17㌶増の13万6113㌶となった。林道開設については、路線数が1路線増え76路線、いの町で物価上昇などが勘案され、 開設延長が現行の21万4149㍍から17万2888㍍に変更。林道拡張は1路線増の161路線、舗装延長は1500㍍減の19万2676㍍、改良は7カ所増の571カ所。
四万十川地域森林計画は、宿毛市で森林区域の開発が完了したことや、森林簿の更新により区画の統廃合や区域を精査した結果、森林区域の面積が10㌶減の19万8607㌶となった。林道開設については、路線数と延長は現行と同様。林道拡張は2路線増の57路線、舗装延長は1606㍍減の6万8114㍍、改良は8カ所増の203カ所とした。
