鏡野町 国民健康保険病院整備事業の計画を見直し

岡山

鏡野町国民健康保険病院

 鏡野町は、老朽化が進む国民健康保険病院を移転・新築する整備事業を進めていたが、この度、資材費や労務費高騰などの影響で、建設事業費が想定以上となる見込みから、現在の計画を見直す方針を示した。  今後は、医療需要や収支計画を再検証し、関係機関と調整しながら、適正な病床規模や構造変更などによる建設事業費削減を目指し、その方策を検討していく。延期期間は、現時点で未定としている。  計画によると、新病院の施設規模は鉄筋コンクリート造3階建て(免震構造)延べ5755平方㍍で、病床数は一般病床(一部地域包括ケア病床)50床、医療療養病床20床の計70床を予定。総工事費上限額の目安は、49億3636万円(税込み)。  建設地は、現病院(寺元365)から300㍍東にある用地1万2289平方㍍で、近隣には津山圏域消防組合西消防署がある。建設工事の着工は2026年4月を、開院は28年5月を予定していた。  基本・実施設計は石本建築事務所大阪オフィス(大阪市中央区)が、施工者を選定する発注者支援業務はプラスPM(大阪市北区)が、敷地造成工事は山本工業(鏡野町)がそれぞれを担当。施工者の選定には、技術協力で参画するECI方式を採用しており、この技術協力業務に選定された戸田建設岡山営業所(岡山市北区)を施工予定者としていた。