四日市市議会 市立病院の災害対策を必要に応じて実施

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 四日市市議会11月定例会の一般質問で田中徹議員(市民目線の会)が、9月の豪雨により天井ボードが一部落下し、救急搬送の受け入れを一時停止した市立病院に対し、災害時の課題について答弁を求めた。病院側は必要に応じて改修を実施する考えを示した。  9月12日午後9時50分頃、雨どいの排水能力を上回る降雨により屋根とバルコニーからあふれた雨水が院内に侵入し、救命救急センター棟の天井ボードの一部が落下。医療器具などへの影響と当日の救急搬送受け入れ当番ではなかったことから、午後10時25分に受け入れを停止した。  新施設の在り方が検討されている中で、田中議員は「雨漏りや浸水対策、防水対策など暫定的な災害対策は必要」と呼び掛けた。  病院側は今回の原因について「施設の老朽化や不具合が原因ではなく、建設時に想定していなかった降雨量が原因」と説明した上で「同程度の雨量を想定した点検を行い、必要に応じて改修を実施為ていく」と回答した。  田中議員はこれに対し「老朽化した施設の限界を示すもの」と述べた。