三井不動産 ラゾーナ川崎やららぽーと横浜をリニューアル
神奈川
「ラ ゾーナ川崎プラザ」では過去最大規模ののリニューアルを実施する
三井不動産(東京都中央区)は、神奈川県内にある商業施設2物件「ラゾーナ川崎プラザ」「ららぽーと横浜」の大規模リニューアルを2026年に開始する。テナントの入れ替えなどを実施するとともに、スポーツ・エンターテインメント機能を強化。「ラゾーナ川崎プラザ」については過去最大規模のリニューアルとする。設計者・施工者については明らかにしていない。
「ラゾーナ川崎プラザ」の規模は鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て延べ約17万2000平方㍍。約330店が入る。清水建設(東京都中央区)の設計・施工で06年に完成。12年にファッション店舗の誘致、18年に約170店の改装や広場への人工芝敷設といった改装を施してきた。
26年に開業20周年を迎えるのに当たり、過去最大規模のリニューアルを行う。テナント関連では体験型の物販店舗を誘致する他、飲食・食物販機能の強化を実施。また、共用部は広場などを改修し、スポーツ・エンターテインメント関連のイベントを開催できる〝体感型施設〟を目指す。着工時期は26年秋。
所在地は川崎市幸区堀川町72ノ1の敷地約7万2000平方㍍。JR川崎駅に直結する。
「ららぽーと横浜」の規模は鉄骨造地下1階地上6階建て延べ約22万6000平方㍍。約270店が入居する。鹿島(東京都港区)の設計・施工で07年に完成し、13年と19年にテナントの入れ替えなどのリニューアルを行った。
今回のリニューアルは26年春に着手する。来館者の需要を踏まえ新店舗を誘致する他、共用部ではフードコートを改修。野外ステージを備える屋外広場「セントラルガーデンKiLaLa」や館内広場も改修し、スポーツ・エンターテインメント関連機能を強化する。
所在地は横浜市都筑区池辺町4035ノ1の敷地約10万2000平方㍍。JR横浜線の鴨居駅から徒歩約7分の場所にある。
同社は21年に東京ドーム(東京都文京区)を子会社化したことを契機に、商業施設でパブリックビューイングの設置や体験型スポーツイベントの開催などに取り組む。EC(電子商取引)の拡大により自宅で買い物ができる状況を踏まえ、現地でしか体験できない価値を提供することで来館者を増やす狙いだ。
神奈川県外でも、「アーバンドックららぽーと豊洲」(東京都江東区)と「ららぽーと柏の葉」(千葉県柏市)の2施設で大規模リニューアルを行う。
