静岡市 エネオス所有地土壌対策「盛土が合理的」
静岡
静岡市がサッカースタジアムを新築する場合の最有力候補地としている、JR清水駅東口近くのENEOS社所有の清水製油所跡地の土壌汚染対策について、難波喬司市長は「(津波対策も考慮すると)盛土で対応することが最も合理的」との考えを12月1日、市議会11月定例会で長沼滋雄議員(静岡市議会立憲民主党)の質問への答弁で述べた。津波対策については、同エリアを将来的に災害対応拠点としても機能させるため「レベル2津波が発生しても浸水しない、6㍍の高さまで盛土すべき」との方針を改めて示した。
同所が製油所跡地であり、土壌汚染はあるという前提のもと、「土壌汚染対策法に基づく対応が必要」とした。
方法の候補として、汚染土壌をコンクリートやアスファルトなどで覆う舗装対応▽汚染土壌 を厚さ50㌢以上の汚染されていない土壌で覆う盛土対応▽汚染土壌を掘削し場外で処理する除去対応―の三つを挙げ、「盛土が最も合理的」とした。
同所はほぼ海に面しており、津波対策が課題となる。
