川崎市まちづくり局 安全意識向上等講習を実施

神奈川

講習のようす

 川崎市まちづくり局は12月12日、川崎市内で「安全意識向上等講習」を開催した。川崎市内業者の若手労働者と同局の技術職員、約60人が講習を受けた。  講習では、川崎南労働基準監督署の三船尚樹安全衛生課長が「近年における労働災害の傾向と対策」を発表。すでに神奈川県内の建設業における死亡災害の発生件数が昨年同時期を超過したことを訴え、安全ルールの「形骸化」防止などのポイントを示した。  続いて、建設業労働災害防止協会神奈川支部川崎南分会の亀岡茂雄事務局長が「高所作業時における安全対策」などを説明した。  最後に、まちづくり局の柳瀬一路担当課長が現場の写真を用い、安全に工事を行うための具体的な方策を共有。参加者とともに考え、 安全に対する意識啓発を図った。  同講習は、県内の建設業における労働災害が増加傾向にあるという背景を踏まえ、忙しくなる年末に向け川崎市内業者の若手労働者と川崎市の技術職員に注意喚起する目的で実施された。