伊東市 新市長に就任した杉本憲也氏 新図書館整備方針で明言せず
静岡
伊東市長に就任した杉本憲也氏は12月15日、懸案となっている新図書館整備事業について、今後の整備方針への明言を避けた。選挙戦では「市民の賛同が得られていない」とした上で、計画全体を見直す意向を示していたものの、「既存施設の改修」「校舎への活用」「新たな施設の建設」など、どのような形で着地するのか、新市長の市政運営が注目される。
1980年11月に供用開始した現在の市立図書館(音無町5ノ14)が老朽化していることに伴い、市が購入した「伊東マンダリン岡本ホテル」の跡地(桜木町2ノ9ノ5)への新図書館の建設を計画。本年度に建設工事の入札を公告(6月5日開札)していたものの、田久保真紀前市長が就任翌日の5月30日に新図書館建設の入札の中止を表明。その後 、本年度中に代替案を公表する意向を示し、8月15日には田久保前市長が現地を視察したものの、白紙の状態が続いていた。
11月14日には内定していた国庫補助金の交付申請を見送り、当初の整備計画のもとでの工事発注を見合わせることも決定。実質的に、2026年度以降の新図書館の建設計画も暗礁に乗り上げている。
その他にも宇佐美保育園の移転場所など、事業の方向性が定まっていない案件を抱えている中で、杉本市長がフレーズとして掲げる「前進」が文字通りに実現されるのかが問われる。
