名古屋市 区役所の整備方針を変更 客観的指標で評価へ

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6区役所・2支所のハザード状況・合築施設

  名古屋市スポーツ市民局は、建築年数の古い順に行っている区役所・支所の整備方法を改め、客観的に評価・比較するための指標を作成して整備の優先度を判断していく方針を示した。緑区役所など6区役所・2支所が対象。現在、整備検討が進められている東・守山の2区役所は対象外としたものの、東区役所の整備検討が白紙に戻った場合は、東区役所を含めた7区役所・2支所で検討を行うことも有り得るとした。  6区役所・2支所は、緑区役所、中川区役所、楠支所、名東区役所、天白区役所、港区役所、北区役所、志段味支所。最も古い緑区役所は1974年1月竣工、志段味支所は85年3月竣工と、昭和年代に建設された施設が対象だ。完成時期が集中しているのをはじめ、ハザードエリアに立地していて地域防災活動拠点として災害時の機能発揮に不安があるといった観点もあり、優先順位付けは建築年数だけでは決めにくい課題がある。  客観的な評価手法は、有識者会議を設置して検討する考え。26年度に会議の意見を踏まえて客観評価指標を作成、27年度に指標を用いて評価・比較を行い、優先度を整理していくスケジュール感を示し、短縮化も図っていく考えとした。  評価項目は、洪水・高潮などのハザード、老朽化、待合スペースの狭あい状況、駐車場の利用状況などを想定、有識者の意見を踏まえて決めていくとしている。  東区役所は、22年に整備検討の調査に着手。23~24年も調査を行い、愛知大学車道校舎敷地を活用した検討を進めていたが、河村たかし前市長の指示を受け複数案の検討を実施、今年5月に4案を住民説明会で示した。今後、広沢一郎市長が早期に対応を判断することになっている。  12月15日の市会総務環境委員会で、ふじた和秀議員(自民)が東区役所の整備検討について、6区役所・2支所の検討に対する影響を質問。鳥羽義人スポーツ民局長は、東区役所を優先整備対象としたものの、移転しない場合は現在の計画は白紙に戻るため、東区役所が6区役所・2支所とともに検討対象に入る可能性があるとし、「優先順位にも影響するのは否定できない」と答えた。