愛知県 名古屋三河道路都計環境専門部会第2回 基本方針案など審議

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名古屋三河道路都計環境専門部会

 愛知県は、名古屋三河道路(西知多道路~名豊道路区間)の都市計画案等の手続きとして、愛知県都市計画審議会環境影響評価調査専門部会の第2回部会を12月15日に県庁で開き、都計案作成のための基本方針(案)、環境影響評価方法書(案)などについて審議した。同部会として、両案に対し、字句等の一部修正を条件に了承した。今後、両案の縦覧・説明会を行い、最終案を2026年夏ごろに作成し、第3回同部会で諮る計画。  名古屋三河道路は、弥富市から岡崎市までを結ぶ延長約50㌔の計画で、このうち、西知多道路(知多市内)から名豊道路(安城市内)までの延長約20㌔の区間を優先整備区間として位置付け、21年3月に国と県の新広域道路交通計画で、高規格道路に位置付けられ、24年12月の第3回名古屋三河道路有識者委員会でA・B・C案の3案のうち、B案(南側ルート)を対応方針(案)として了承した。9月に開催した第1回同部会で、都計案作成のための基本方針(案)、環境影響評価方法書(案)の審議を開始した。  基本方針案では、事業目的や主な構造、概要、都市計画上の留意・配慮事項、概略ルートを示した。概略ルートでは、西知多道路、知多半島道路、国道366号、国道23号との交差地点やインターチェンジの位置(6カ所)などを示した。位置や形状は今後、詳細に検討するものとした。方法書では、選定した環境影響評価項目、調査・予測手法を示した。  同専門部会では、計画区間のうち、西知多道路~名豊道路区間の区間を対象に、都市計画決定手続きと環境影響評価に関する事項を並行して調査・審議し、計8回の開催を予定しており、26年夏ごろに開く第3回で、基本方針、環境影響評価方法書を諮り、以後、第4・5回で、都市計画案、環境影響評価準備書を審議する予定。