徳島県は、移転新築を予定している阿波吉野川警察署の事業者選定アドバイザリー業務の最優秀提案者に八千代エンジニヤリング（本店　東京都台東区）を選定した。履行期限は２０２７年３月31日まで。同署の庁舎整備事業で基本設計、実施設計と施工を一括発注するデザインビルド方式（ＤＢ）を実施する際、受託する事業者を選定して契約を円滑に締結する業務。 　新庁舎の整備予定地は吉野川市鴨島町鴨島88ノ１。９月に報告された民間活力導入可能性調査状況報告によると、敷地面積は９６７５平方㍍（旧農業研究所鴨島分場）。新庁舎の規模は、新庁舎が延べ５０００平方㍍程度、自動車車庫３５０平方㍍程度、駐車場１１０台以上、職員公舎として単身者用６戸程度を想定している。内部の諸室は、大会議室、捜査本部室、警務課、会計課、留置管理課、生活安全課、地域課、刑事課、交通課、警備課など。 　事業手法は、従来、ＢＴＯ、ＤＢＯ、ＤＢの四つを想定し評価した結果、設計・建設を民間に一括して発注するＤＢ方式に決めた。 　今回の業務委託料の上限額は税込み３４９４万円。アドバイザリーの企画提案には２者から応募があり、課題に関する考え方、業務実績と実施体制を選定委員会で審査し、同社の提案に決定した。