江東区 千石駅周辺地区まちづくり方針の素案を策定

東京
 江東区は、(仮称)千石駅周辺地区まちづくり方針の素案を公表した。浸水対応型拠点建築物や駐輪場、広場の整備を検討する。方針は2026年3月に正式策定する。  東京メトロは豊洲駅~東陽町駅~住吉駅をつなぐ有楽町線延伸計画事業を進めており、住吉駅と東陽町駅の間に(仮称)千石駅、東陽町駅と豊洲駅の間に(仮称)枝川駅の設置を計画している。開業はともに30年代半ばを想定している。  (仮称)千石駅周辺地区まちづくり方針の対象範囲は駅設置予定地を中心に千田、千石、石島、海辺、扇橋などで、面積は約86・5㌶。土地は35・9%が住宅、次いで千田では商業、千石では空地、石島では商業、海辺では工業、扇橋では商業の用途に利用されている。都市計画道路である四ツ目通りは、将来的に幅員を27㍍まで拡幅する予定。  また、都の「地震に関する地域危険度測定調査(第9回)」では、建物倒壊危険度は千田が最高のランク5、石島、海辺、扇橋2丁目がランク4と評価されており、地区内建築物の耐震性が課題となっている。  まちづくりに当たっては①災害や犯罪への対策推進②商業機能の充実など利便性の向上③豊かな緑や水辺を生かした水辺・環境づくり④地域行事や商店街を中心とした下町らしさのある交流・にぎわいの創出⑤新駅を中心とした交通結節機能の拡充―の5点を基本方針に定める。  また、「駅近傍」「複合市街地」「防災生活」「コミュニティー」「水辺交流」「みどり憩い」の6ゾーンを設定し整備を進める。地区計画によるまちづくりのルール策定、都市開発諸制度を活用し土地利用を誘導する。  「駅近傍ゾーン」では、生活利便施設の誘致や駐輪場や広場などの駅前機能の整備を検討する。  「複合市街地ゾーン」では、浸水対応型のまちづくりを進めるなど、災害対策を強化する。また、公共施設の長寿命化を図る。  「防災生活ゾーン」では、建築物の耐震化や不燃化を促進する他、細街路を拡幅する。  「みどりの憩いゾーン」では、公園機能を充実させると同時に、民間事業者との連携し魅力ある空間づくりに取り組む。  公共施設の整備方針では、道路関係はバリアフリー化や無電柱化、公園関係はアスレチック広場の改修、バリアフリートイレの整備などを検討する。公共建築物関係は、整備の際に省エネルギー化や再生エネルギーの導入を推進する他、拠点避難所の場合は浸水対応型拠点建築物として整備する。