刈谷市など 刈谷駅周辺エリアPFが発足

中部

刈谷駅周辺エリアプラットフォーム設立総会の記念写真

 刈谷市や地元の企業・団体などが、官民連携でまちの将来像「未来ビジョン」について議論するとともに、その実現に向けた取り組みについて協議・調整を行うための場である「刈谷駅周辺エリアプラットフォーム」が、12月16日に発足した。刈谷市産業振興センターで開かれた設立総会では、NPO法人まちづくりかりやの成田光宏氏が発足を宣言=写真。現時点では代表を置かずに、活動を進める。  成田氏は「地域課題の解決だけでなく、新たな価値創出の基盤となるプラットフォームを構築し、持続可能な地域を実現していく」とあいさつ。設立総会では、まちの将来像「未来ビジョン」の骨子が示された。憩いと滞在を誘う空間創出に向けて、あらゆる世代や属性が利用できる憩いの空間づくり、子どもの遊び場づくりなどを目指す。  加えて、移動を快適にする空間の創出とモビリティ強化に向け、歩いて楽しい歩行者優先の空間整備や、新たなモビリティによる移動の利便性確保の他、障がいのある方でも安心して利用できる環境づくりもビジョンに盛り込んだ。今後は、「未来ビジョン」の策定に向けて詳細を詰める方針だ。  エリアプラットフォームの会員は▽NPO法人まちづくりかりや(事務局)▽刈谷駅前商店街▽刈谷市商店街連盟▽桜区自治会▽刈谷駅周辺連絡協議会▽笑顔のまちづくり協議会▽NPO法人くるくる▽自立生活センターアクセル▽刈谷商工会議所▽刈谷警察署▽愛知教育大学▽キャッチネットワーク▽サンエイ▽JR東海▽名古屋鉄道▽デンソー▽アイシン▽アイシン開発▽カリマチ会議▽国際開発コンサルタンツ(事務局)▽刈谷市役所(事務局)―21者が参加している。  また、当日はまちづくりフォーラムとして、静岡市の草薙駅周辺で交流スペースの運営などを行っている西美有紀氏(一般社団法人草薙カルテッド)のミニ講演、トークセッションも開かれた。