複数リスクの重要下水管路 「3年に1回以上」の点検求める

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 国土交通省は、事故時の社会的影響が大きい下水道の「重要管路」で、腐食が発生しやすく地下水位が高いなど、複数のリスクを抱える箇所について、「3年に1回以上」の点検実施を求める考えだ。こうした複数のリスクに加えて、早期の改築などが必要な健全度の低い箇所では、「1~2年に1回以上」など、さらに点検の頻度を高める方針だ。  12月18日に開催した「下水道管路マネジメントのための技術基準等検討会」で、中間報告書案として提示した。  下水道管路の点検は現在、腐食の恐れが高いものは5年に1回以上、それ以外は適切な頻度で実施することとしている。埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を教訓として、検討会では、限られた人員や予算の中でも施設の安全性を確保できる「メリハリ」をつけた点検の実施を求めている。そこで、事故発生時の社会的影響が大きい「重要管路」と、それ以外の「枝線」に対する点検頻度の基準を整理した。重要管路は、管径2㍍以上の大口径管路や、緊急輸送道路路下に敷設されている管路などと定義する。  重要管路の中でも、▽暗渠などで腐食が発生しやすい「科学的弱点」▽地下水位が高く空洞が発生した際の道路陥没リスクが高い「地盤的弱点」▽マンホールと管渠の接続部など、地震発生時の「力学的弱点」-の全てのリスクを抱える下水道管路については、「3年に1回以上」の頻度での点検を求める。  こうした複数のリスクがある管路で、新たに下水道管路の診断基準として設定する健全度区分で、早期改築などの措置が求められる「早期措置段階」に判定された箇所では、「1~2年に1回以上」などと頻度をさらに高める考えだ。  枝線に関しては、要注意箇所は5年に1回以上の点検頻度とし、それ以外の箇所では地方自治体が適切に頻度を設定するよう求める。  重要管路の点検手法については、潜行目視やドローンの活用、管路の耐荷力調査など複数の手法を組み合わせた高度な点検の実施を求める。