荒川区 障がい者施設の整備・運営事業者 プロポで

東京

現場案内図

 荒川区は、(仮称)西尾久三丁目障がい者施設の整備・運営事業者を選定するための公募型プロポーザルの手続きを開始した。重度障がい者に対応した施設内容や地域活性化などの独自事業に関する提案を求める。参加申込書を2026年1月27日まで受け付け、プレゼンテーション審査を経て、同年3月ごろに優先交渉権者を決定する。  施設は4~5階を想定しているが、事業者の提案内容を踏まえて決定する。定員数は20名で、短期入所や日中一時支援などの配置も検討している。整備地は西尾久3ノ26。敷地面積は約1175平方㍍。  敷地内にある民有地は区が借り受け、事業者に無償貸与する予定で、工事・解体期間を含めた使用貸借期間は約54年。  用途地域は東側の都道から30㍍内が近隣商業地域(建ぺい率80%、容積率400%)で防火地域に指定されている。また、東側の都道から30㍍外が第一種住居地域(建ぺい率80%、容積率300%)で準防火地域に該当する。  敷地北側は隅田川沿いで、将来のスーパー堤防整備を見据えた施設を求める。また、敷地南側に位置する道路を幅員4㍍以上に拡幅整備する。  区では、重度障がい者向けの施設が不足していることから、新施設を整備することで地域に求められる医療ケア児などへの支援を図りたい考えだ。