香川県 高松合同庁舎建築工事の落札者を決定

四国
 香川県は、「高松合同庁舎建築工事」の入札後審査型一般競争入札(総合評価落札方式・技術提案型)を実施し、合田工務店(高松市)を落札者に決定した。落札金額は税込み21億7800万円。同電気設備工事は三和電業(高松市)が5億6243万円、機械設備工事は新英工業(高松市)が4億7838万円で落札。工期は2027年12月20日まで。  現在の高松合同庁舎=写真=は耐震性などの課題があるため、高松市郷東町に移転新築する。香川県精神保健福祉センターなど全ての機能を移転する。  新築する施設の規模は、本館が鉄筋コンクリート一部鉄骨造6階建て延べ5081平方㍍。車庫は鉄骨造平屋45平方㍍。雨水貯留槽の整備、既存工作物の撤去が含まれる。  全ての階に多機能トイレを配置し、スロープやエレベーターを設けてバリアフリー化を図る。5階にはテラス、屋上には太陽光発電設備を設置。断熱性の高い複層ガラスや省エネ型の高効率空調設備を取り入れる。玄関アプローチや天井、壁などには県産ヒノキ材を利用する。  この他、ZEB Readyの導入を目標に検討を進めている。建物の高断熱化と高効率な省エネルギー設備を備えることで50%以上の省エネ実現を目指す。  実施設計は寒川建築研究所(高松市)が担当した。