都内民間 3四半期最大はLandport日野

東京
 2025年度第3四半期(10~12月)に東京都と都内市町村に提出された民間大規模建築計画(延べ床面積1万平方㍍以上)は15件あった。総延べ床面積は56万7552平方㍍となっている=表参照。24年度第3四半期と比べると、件数は9件減り、総延べ床面積も61・0%減少した。最大物件は「(仮称)Landport日野新築」で、延べ床面積は25万平方㍍超。設計は五洋建設本社一級建築士事務所(文京区)が担当している。(建通新聞社調査)    ◇ ◇ ◇  Landport日野新築の事業主は野村不動産(港区)。倉庫11棟で構成し、規模は鉄筋コンクリート造・鉄骨造6階建て総延べ25万0693平方㍍。  今回、多摩地区の物件はLandport日野など計4件あった。三井不動産(中央区)が三井アウトレットパーク多摩南大沢内で更新する「(仮称)MOP多摩南大沢B街区建替え新築」の設計はイチケン(港区)が担当。複合商業施設棟と駐車場棟を新築する。複合商業施設棟の規模は鉄骨造2階建て、駐車場棟は鉄骨造3階建てで、総延べ床面積は1万9800平方㍍。店舗数を拡大し、フードコートやイベントスペースを整備する。26年2月中旬の着工を目指す。  「(仮称)調布市国領町8丁目計画新築」の事業主は日鉄興和不動産(港区)。現在、既存建築物の解体を荒木建設工業(豊島区)が担当しており、26年12月下旬に完了する予定。本体着工は27年1月下旬。新築する建物の規模は鉄筋コンクリート造8階建て延べ床面積1万9063平方㍍。用途はファミリータイプ主体の分譲マンションで計画戸数は211戸。設計は長谷工コーポレーション(港区)が担当。パラダイスリゾート(武蔵野市)は共同住宅「(仮称)東村山計画」の施工者を、26年4月の着工をめどに確定する。設計は湊綜合建築設計(新宿区)。規模は鉄筋コンクリート造14階建て延べ1万0113平方㍍。 23区最大は築地 二丁目地区再開発  23区の最大物件は「(仮称)築地二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築」。事業主は日鉄興和不動産とNTT都市開発(千代田区)。設計は日本設計(港区)、施工を西松建設関東建築支社(港区)が担当し、2月初旬にも着工する。規模は鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上20階建て延べ5万6300方㍍。高さは約101㍍。用途は事務所、店舗などで31年1月末の完成を見込む。東京メトロ日比谷線の築地駅と直結する新たな出入り口とエスカレーター、エレベーターなどを設置し、駅前広場なども設ける計画だ。 囲町西地区、設計は INA、施工は五洋  他に再開発・建て替え案件が3件あった。再開発組合施行の「囲町西地区第一種市街地再開発事業新築」は、設計をINA新建築研究所(文京区)、施工を五洋建設(文京区)が担い29年10月末の完成を予定。共同住宅や店舗、子育て支援施設などで構成する再開発ビルの規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上25階建て延べ5万3780平方㍍。基礎免震構造を採用する。渋谷コープ管理組合法人、渋谷サニーヒル管理組合、黒松ビルの3者が建て替えるのは、「(仮称)渋谷桜丘14街区共同建替え計画」。設計は松田平田設計(港区)が担当。施工者を29年6月上旬の着工をめどに確定する。規模は鉄筋コンクリート造地下2階地上33階建て延べ2万3400平方㍍。「高輪ビルマンション建替計画新築」には事業協力者として日鉄興和不動産(港区)と首都圏不燃建築公社(港区)が参画。権利変換を用いて地上権マンションと隣地を共同化し所有権マンションに建て替えるスキームを用いた事業で、現在40戸の戸数は115戸の大規模複合ビルに生まれ変わる。計画規模は鉄筋コンクリート造地下1階地上18階建て延べ1万2500平方㍍。設計は東急設計コンサルタント(目黒区)。 店舗など六本木7 含む3件、倉庫2件  用途別で店舗・商業施設がMOP多摩南大沢B街区建替えなどを含め3件あった。竹中工務店(江東区)は「(仮称)六本木7丁目計画新築」の設計・施工を自社で担当し26年2月にも着工する。用途はホテル、物販店舗。規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上8階建て延べ1万4558平方㍍。29年6月下旬の完成を目指す。  倉庫はLandport日野など2件。三井物産都市開発(港区)は「(仮称)足立区小台1丁目物流センター計画」新築の設計を鈴与建設一級建築士事務所(静岡市清水区)に依頼している。規模は鉄骨造4階建て延べ2万1631平方㍍。27年6月末の完成を見込む。 野村不、三井不、 日鉄興和が各2件  事業主別では野村不動産と三井不動産、日鉄興和不動産が各2件あった。野村不動産の共同住宅「(仮称)世田谷区上用賀三丁目計画新築」の規模は、鉄筋コンクリート造4階建て延べ1万1398平方㍍。設計はIAO竹田設計(千代田区)。完成は28年3月下旬を予定している。三井不動産が開発する「(仮称)港区西新橋一丁目6番計画新築」の着工時期は27年2月中旬。規模は鉄骨造地下1階地上11階建て塔屋1階付き延べ1万6583平方㍍。 梓、三菱地所設計、 久米などが設計担う  設計事務所は、梓設計(大田区)が日本生命保険(千代田区)の「(仮称)日本生命五反田ビル新築」を担当。施工は大林組東京本店(港区)で6月中旬に着工する。規模は鉄骨造地下1階地上20階建て延べ2万8350平方㍍。用途は事務所、店舗、診療所、駐車場となる。三菱地所設計(千代田区)が三菱地所レジデンス(千代田区)のマンション「(仮称)港区白金台1丁目計画新築」を担う。規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下2階地上16階建て延べ1万7449平方㍍。27年2月の着工を予定している。安田不動産(千代田区)のオフィスビル「(仮称)西新橋2-5計画新築」を手掛けるのは久米設計(江東区)。規模は鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上14階建て延べ1万1933平方㍍。完成予定は28年8月末。 共同住宅が7件、 エリアは港区など  全体を用途別に分類すると、共同住宅が約半分の7件。続いて事務所と店舗・共同住宅が各3件、倉庫が2件だった。建設エリアは港区が5件で最多。他は中央区、品川区、渋谷区、世田谷区、中野区、足立区、調布市、東村山市、八王子市、日野市が1件ずつだった。

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