真庭市は、「真庭市子ども・子育て支援施設整備計画案」をとりまとめた。その案に対するパブリックコメントを２０２６年１月21日まで募集し、意見を基に25年度内での成案を目指す方針だ。 　同市は、24年３月に「幼児教育・保育施設マネジメント基本方針」を作成しており、施設の長寿命化や、計画・基本的な維持管理の考え方を示していた。その内容をベースに、市内各施設の具体的な整備方針を示し、計画的な施設整備の推進を目的とした整備計画を策定する。その前段として、地域住民や同市で働く人たちを対象に、計画案についての意見を募集し、より良い内容としていく。計画期間は、26～30年度の５年間としているが、社会情勢や教育・保育ニーズの変化に対応するため、必要に応じた見直しも行う。 　市内には現在、公立の保育園４園（うち１園は休園中）、幼稚園１園（休園中）、認定こども園13園の計18園を設置している他、私立の保育園１園、認定こども園１園があるが、公立施設のうち12園は建築から30年以上が経過している状況。施設の老朽化や園児数の減少に伴う集団教育・保育が困難な施設など課題があり、その解決に向けて協議を進めている。