農水省岡山南 児島湾締切堤防排水樋門堰柱補強進む

岡山

児島湾締切堤防排水樋門現況(手前第6堰柱から写真奥が第1堰柱)

 農林水産省岡山南土地改良建設事業所は、児島湾締切堤防耐震化対策の一環で、2025年度に排水樋門耐震対策として第5堰柱の補強工事とともに端部第1堰柱の実施設計などを進めている。堰柱補強工事は、第5堰柱が完了すれば、26年度以降は残る第1・6堰柱と閘門の補強工事に着手する見通し。排水樋門ゲートの工事は、堰柱の整備状況を考慮し、予算措置次第で順次工事着手し30年度までの完成を目指す。  児島湾締切堤防排水樋門は、堤防中央部よりやや南側の位置に、延長約172・3㍍、幅約20㍍×高さ約16㍍の(岡山市側から)第1~第6までの堰柱と、幅約24㍍×高さ約7・5㍍の鋼製ゲート6門を設置し、排水機能を確保している。  耐震対策は、児島湾と児島湖を仕切る延長約1・56㌔(岡山市南区築港栄町~郡)の児島湾締切堤防全体で推進、総事業費260億円を投じ、19~30年度までの事業期間を見込み排水樋門補強や堤防補強を実施。南海トラフ地震など大規模地震時には約2㍍の沈下を想定し、それでも津波が越波しない耐震補強工事を施している。  排水樋門耐震対策工事は堰柱補強工事を先行。第1~6堰柱のうち、第2・3・4堰柱補強は完了、25年度に進めている第5堰柱補強が完了すれば、第1・6堰柱補強が残る。施工は大成建設・大本組JVが第2~6堰柱補強工事を担っている。第1堰柱補強工事は、26年度以降の予算措置次第で工事発注する見通し。  岡山側の端部第1堰柱は、地盤や形状、圧力などの施工条件が他と異なるため、実施設計を内外エンジニアリング(京都市南区)、技術協力業務を大成建設・大本組JVが担当している。  排水樋門ゲートについては、ゲート耐震性能照査、材料や構造の検討、施工方法検討などの調査設計を含む実施設計を内外エンジニアリングが担当し概ね完了している。先行整備している堰柱補強工事にめどが付けば、予算措置次第で6門ある排水樋門ゲート製作・設置工事に順次移行し、30年度の完成を目指す。