愛媛労働局の高年齢者雇用状況等報告集計結果 建設業は65歳までの雇用確保措置済み、65~70歳就業確保措置は49%

四国
 厚生労働省愛媛労働局は、2025年「高年齢者雇用状況等報告」の集計結果をまとめた。25年6月1日現在、報告のあった全産業2642社のうち、99・6%(2631社)が65歳までの雇用確保措置を実施済みで、65歳から70歳までの就業確保措置を実施済みの企業は前年と比べ3・9ポイント上昇し、36・8%(973社)となっている。このうち建設業の65歳までの雇用確保措置状況は100%実施済み。また、65歳から70歳までの就業確保措置状況は49・0%が実施済みで、前年より10・7ポイント上昇し、全産業のうち2番目に高い水準となっている。  集計対象の2642社は愛媛県の常時雇用する労働者が21人以上の企業が対象。内訳は中小企業(21~300人規模)が2511社、大企業(301人以上規模)が131社。高齢者雇用確保措置状況を規模別にみると、中小企業は99・6%(2502社)、大企業は98・5%(129社)、高齢者就業確保措置状況では、中小企業が37・2%(935社)、大企業が29・0%(38社)となっている。  65歳までの雇用確保措置を実施済みの企業の措置内容を見ると、最も多いのが継続雇用制度の導入で、61・3%(1613社)を占めた。次いで定年の引き上げが33・8%(890社)、定年制の廃止が4・8%(128社)だった。継続雇用制度の導入と定年制の廃止のウエートがそれぞれ3・6ポイント減、0・1ポイント減と下がる一方、定年の引き上げが3・5ポイント増加した。  また、65歳から70歳までの就業確保措置を実施済みの企業973社の措置内容については、継続雇用制度の導入が769社と最も高い割合を占めた。定年制の廃止は128社、定年の引き上げは76社だった。  この報告は「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(高年齢者雇用安定法)」に基づき、事業主義務付けた65歳までの高齢者の安定した雇用の確保や努力義務とした70歳までの就業機会の確保に向け、定年制の廃止や定年の引き上げ、継続雇用制度の導入などの措置状況を取りまとめたもの。労働局では生涯現役社会の実現に向け、今後も措置未実施の企業に対して、労働局やハローワークによる必要な指導、助言を実施していく考え。