都 目黒川流域調節池 2カ年で基本修正設計
東京
目黒川流域調節池と地 下河川の整備イメージ
東京都建設局は目黒川流域調節池(仮称)の基本修正設計を2025~26年度の2カ年で進める。基本設計を手掛けたパシフィックコンサルタンツ(千代田区)に特命随意契約で業務を委託。同調節池を含む「環状七号線地下河川(仮称)」の検討の深度化や下水道管理者との調整を踏まえ、シールドマシンの発進立坑の位置や本管トンネルの線形などを見直す。履行期限は2027年2月26日。順調なら27年度に詳細設計を開始したい考えだ。
目黒川の上流3支川(北沢川、烏山川、蛇崩川)をつなぐ内径12・5㍍、延長4・2㌔の地下トンネル式調節池を整備して約47万立方㍍の貯留量を確保する計画。
22~23年度にパシフィックコンサルタンツが手掛けた基本設計では、世田谷区上馬5丁目地内の蛇崩川付近に設ける発進立坑(内径約26・6㍍、深さ約71㍍)からシールドマシンを掘り進めて本管トンネルを建設し、杉並区和泉1丁目地内の神田川付近で神田川・環状七号線地下調節池につなげるとしていた。また、3支川のそれぞれに取水施設や管理棟を整備したり、2カ所に連絡管立坑(内径約15・6㍍、深さ約43・6~45・4㍍)を設けたりして、連絡管トンネルを介して本管トンネルへ導水する方向だった。
過年度の基本設計の後、白子川地下調節池や神田川・環状七号線地下調節池などとともに各河川から雨水を取り込んで東京湾へ放流する環状七号線地下河川の検討が進んだ。また、雨水を取り込む3支川は都下水道局が管理する暗渠になっている。
このため基本修正設計では、深度化した地下河川の検討内容や下水道局との調整を踏まえ、発進立坑の位置や本管トンネルの線形を見直す。併せて連絡管トンネルを介さずに取水施設から本管トンネルに直接流入させる方法を検討。取水施設にそれぞれ管理棟を設ける必要があるかどうかも見極める。
地下河川についてはパシフィックコンサルタンツが23年度と24年度に検討業務を担当。現在はエイト日本技術開発(岡山市北区)が基礎調査業務を10月30日の納期で進めている。
