都 川口川改修 新規区間約1㎞、26年度の事業認可予定
東京
26年度の事業認 可を目指す川口川新規区間の位置図
東京都建設局は川口川(八王子市)の河川改修で、2026年度に都市計画事業認可の新規取得を予定する山王橋下流~片井戸新橋上流間約1㌔の整備スケジュールを明らかにした。25年度内に河川改修の予備設計をスタートし、事業認可後の用地取得と並行して28年度までに初弾の護岸工や橋の架け替えに向けた詳細設計を進める。早ければ29年度に工事着手する考えだ。
川口川は浅川圏域内を流れる1級河川。延長14・09㌔のうち8・06㌔が都市計画決定区間で、1時間当たり50㍉の降雨に対応する河川改修を下流側から進めている。これまでに5・57㌔の事業認可を得て約5・3㌔の整備を終えた。24年度末時点の整備率は約65%となっている。
事業認可の新規取得を予定する山王橋下流~片井戸新橋上流間の約1㌔(八王子市川口町地内)では、河道の幅が都市計画で定める23㍍に満たない部分を拡幅。両岸に自然石積み護岸を整備するとともに、幅員約4㍍の管理用通路を設ける。自然石を用いた魚道付き落差工や、旧河川敷などの親水護岸とワンドの整備も予定している。
これに伴い、区間内に架かる5橋のうち河道内の橋脚が流れを阻害している山王橋と宮田橋の2橋を架け替える。山王橋は橋長約20㍍、有効幅員約3・5㍍の2径間連続コンクリートT型桁橋、宮田橋は橋長約22㍍、有効幅員約2㍍の2径間連続鋼H桁橋。いずれも下部工の構造は不明としている。
日本振興(千代田区)が事業認可を得るための概略設計を担当した。また、途中の川中新橋を境に下流と上流に分けて用地測量を実施。こうそく(三鷹市)が手掛ける川中新橋より下流側の用地測量が6月に完了するのを待って、上流側の用地測量を別途委託する。
25年度内にスタートさせる河川改修の予備設計は、1月下旬に公示予定の希望制指名競争入札(設計等委託実績評価型総合評価方式、業種=土木設計)で委託先を決定。履行期間200日で成果をまとめてもらう。山王橋の架け替えに関する予備設計も26年度以降に委託して、初弾の護岸工などに向けた詳細設計につなげる。
■直下流の事業中区間で工事推進
一方、直下流で事業中の駒形橋上流~山王橋下流間については工事を推進する。駒形橋上流~堀口橋下流間約200㍍の護岸工を内容とした「川口川整備工事(その31)」をロード建設が施工中。都の準絶滅危惧種に指定されている鳥類の営巣が確認されたため、2月10日までとしていた工期を若干延伸する。
続いて、堀口橋下流~山王橋下流間約190㍍の護岸工と堀口橋の架け替えが内容の「川口川整備工事(その32)」を26年度に発注する予定だ。既設の堀口橋は橋長約23㍍、有効幅員2㍍の2径間単純コンクリート床版桁橋で、下部工の構造は不明。予備設計段階で橋長約23㍍、幅員5㍍のイージーラーメン橋に架け替えることを想定していた。
エーシーイー(中野区)が3月までに詳細設計をまとめる。工期は9月上旬~29年2月上旬を見込んでいる。
