直轄一般土木工事の契約件数 C等級の発注割合 再び拡大

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 国土交通省がまとめた直轄工事等契約関係資料で、一般土木工事の契約件数を発注時の等級別に調べたところ、2020年度に急減したC等級の割合が、その後の4年間で再び拡大していたことが分かった。2024年度の一般土木工事でC等級が占める割合は87・8%となり、20年度と比べて7・7ポイント上昇。C等級の割合の拡大と並行し、隣接するB等級・D等級の割合はいずれも縮小した。  24年度に契約した一般土木工事の件数は2786件で、このうちC等級は2445件となり、全体の87・8%を占めた。次いで多かったのはB等級の241件(8・7%)で、以下、A等級は59件(2・1%)、D等級は41件(1・5%)となった。  直近6年間の推移を見ると、一般土木工事でC等級の占める割合は19年度の87・0%から、20年度には80・1%へと大きくダウン。その後、継続的に拡大してきた=表。24年度には87・8%まで上昇し、19年度の水準を超えた。20年度と24年度を比べると、B等級は15・0%から8・7%へと6・3ポイントダウン、D等級も2・5%から1・5%へと1ポイントダウンとなり、C等級への集中が再度進んだ形だ。  B等級で工事を発注しつつ、C等級の建設業者も入札に参加できる「B+C」の活用件数が20年度に多かったため、その影響でC等級で発注される工事が減ったと見られる。ただ、実際には「B+C」で発注された工事も、大半はC等級の建設業者が受注していた。  同じく4段階の等級区分がある建築工事についても、C等級が占める割合が20年度に落ち込んだ後、24年度にかけて大きくなる傾向が見られた。19年度に契約したC等級の建築工事は全体の52・7%を占めたが、20年度には44・4%へと8・3ポイントダウン。その後の増減を経て24年度に再び52・7%となった。  一方、等級別の有資格者数の割合には直近5年間で大きな変動はなかった。  25年度には、26年ぶりに発注標準が見直された。近年の急激な物価上昇を踏まえたもので、一般土木・建築のC等級は24年度までの「6000万円以上3億円未満」から「7000万円以上3億4000万円未満」に見直されており、各等級が占める割合も変動する見通しだ。