新三平建設 テクニカルカレッジ学生向け設計コンペ

東京

設計デザインコンペの提案を行う新三平建設の野中常務(左)

 新三平建設(台東区)は、専門学校東京テクニカルカレッジの学生を対象とした設計デザインコンペの開催を検討している。同社が栃木県那須塩原市に所有するホテルの客室1室をスケルトン状態にした上で、建築系の専門学生から内装の設計デザイン案を募集。優秀デザインを内装工事に反映する。  昨年12月24日に野中鉄朗常務が同校を訪れ、野上和裕学科長らに設計デザインコンペの提案説明を行った。同社は過去に実施したコンペの事例を取り上げつつ、コンセプトやスケジュールなどを説明。テクニカルカレッジ側からは、2年生全員のチーム戦での参加や、具体的な設計テーマなどが求められ、次年度の授業での採用に向けた調整を行った。  ホテルの客室は10室ある。同社では、これまでにも宇都宮日建工科宇都宮メディア・アーツや日本工学院八王子専門学校、中央工学校の3校で同様のコンペを実施した。優秀作品に選出されたデザインの客室を実際に整備し、供用している。  一方、東京テクニカルカレッジでは、授業の一環で企業とコラボし、学生寮のインテリアデザインコンペなどを実施。限られた予算の中で資材などの見積もりまで学生に担当させることで、授業でリアルな体験をさせている。  野上学科長は「先生側の立場と実際に現場で働く側の立場で学生向けに説明すると、学生への伝わり方が変わってくる。今回いただいた設計コンペの提案は、学生にリアルを伝えるためにも前向きに検討したい。そこには失敗もあるだろうが、学生の成長につながる」と強調。新三平建設の野中常務は「この設計コンペは学生との接点を作るために実施している。今回のコンペが実現し、学生からの斬新な設計案を期待している」と話した。