川崎市 生活文化会館など8施設で複合化検討

神奈川

生活文化会館てくのかわさき。男女共同参画センターとの複合化を検討する

 川崎市総務企画局は、「モデル4地域における資産保有の最適化に向けた取組方針(案)」をまとめた。公共施設の最適化と適正配置を図るため、川崎・渡田・富士見地域など4地域をモデル地域に選定。複合化や集約化などを検討する施設として、生活文化会館てくのかわさきなど8施設を挙げた。今後8~15年程度をかけて、複合化や建て替えなどを段階的に進める方針だ。  公共施設の最適化を優先的に検討するモデル地域として、川崎・渡田・富士見地域、平間・御幸・南河原地域、西高津・高津・東高津地域、柿生・麻生・王禅寺中央地域を選出。築年数や利用状況などから公共施設を38施設に絞り、複合化などを検討する「複合化等検討施設候補」24施設、利用向上を目指す「利用向上施設候補」14施設に分類した。  「複合化等検討施設候補」では、①モデル地域内の周辺施設との複合化②施設単体での建て替えや長寿命化③他の事業方針を踏まえた最適化―の3パターンに方向性を整理。方向性①と②には8施設を振り分けた。  方向性①に当たるのは5施設。生活文化会館(高津区溝口1ノ6ノ10)は、鉄筋コンクリート造5階建て延べ3433平方㍍で、男女共同参画センター(高津区溝口2ノ20ノ1)との複合化を検討する。男女共同参画センターは鉄筋コンクリート造4階建て延べ3337平方㍍。  地域子育て支援センターかじがや(高津区梶ケ谷4ノ12ノ2)は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ543平方㍍。27年度末に津田山保育園跡地(高津区下作延5ノ1ノ10)に開設する高津区保育・子育て総合支援センターへ再編する計画だ。機能移転後の利活用については未定。  地域子育て支援センターふるいちば(幸区古市場1ノ1ノ3)も、河原町保育園(幸区河原町1ノ44)を建て替えて整備する幸区保育・子育て総合支援センターに機能を移転する。建物の規模は鉄骨造平屋668平方㍍。28年度から跡地活用を検討する。  地域子育て支援センターみなみゆりがおか(麻生区王禅寺西1ノ26ノ2)では、28~30年度にかけて建て替えを行い、麻生区保育・子育て総合支援センターを整備する。既存の建物の規模は鉄骨造平屋606平方㍍。  方向性②に分類した消防会館(川崎区砂子2ノ10ノ6)、かわさき健康づくりセンター(川崎区渡田新町3ノ2ノ1)、地域福祉施設ちどり(高津区久本3ノ6ノ22)の3施設については、役割や機能、規模などを考慮した上で、建て替えや既存施設の長寿命化などを実施する見通しだ。  市の公共施設は、10年後に約76%が築30年以上となり、施設機能の低下や修繕費の増大が見込まれている。