工期への猛暑日考慮 神奈川県内市町村の3分の1が実施

神奈川

工期に猛暑日を考慮している市区町村の割合(2025年6月1日時点)

 国土交通省と総務省、財務省が全国の市区町村を対象に実施した調査によると、県内33市町村のうち2025年6月1日時点で猛暑日を考慮した工期設定を実施していた市町村は8市3町あった。全国の政令指定都市を含む市区町村の実施割合23・7%を上回っている。神奈川県と政令市3市はいずれも適用していた。  国土交通省の中央建設業審議会が作成する「工期に関する基準」では、工期の設定に当たって暑さ指数(WBGT値)31以上の猛暑日を不稼働日として算入することを求めている。神奈川県では2023年7月の歩掛の改定に合わせて適用。県内の市町村では▽横浜市▽川崎市▽相模原市▽横須賀市▽藤沢市▽伊勢原市▽海老名市▽綾瀬市▽葉山町▽寒川町▽開成町―の8市3町が実施済みと回答した。全33市町村に占める割合は33・3%となる。  全国の取り組み状況を見ると都道府県は47団体中46団体が実施しており、残る1団体も年度内に対応する見通し。政令指定都市は20団体全てが適用している。一方、政令指定都市を除く市区町村の実施率は1721団体中392団体、22・8%にとどまっている。  神奈川労働局によると、過去5年間(20~24年)の熱中症による建設業の死傷者数は54人。25年に入っての正式な集計結果はまだまとまっていないが、24年度に比べて増加傾向にあるもようだ。22年以降3年ぶりに死亡災害が発生しており、1人が亡くなっている。  建設物価調査会の猛暑日日数確認サイトのまとめでは、20~24年度の猛暑日数の平均は横浜で7日、海老名で20・2日、辻堂で13・5日、小田原で13・1日、三浦で6・4日となっており、県内でも観測地点によってばらつきがある。