横浜郵船ビル改修のホテル 38㎡以上の客室52室に 

神奈川

コリント様式の列柱16本から成る外観は継承する

 【横浜】Plan・Do・See(東京都港区)は、「横浜郵船ビル」の改修により新設するホテルの概要を明らかにした。38平方㍍以上の客室52室を設け、内装は横浜港との貿易航路があった土地をモチーフにする。施設名は「THE MARITIME HOTEL YOKOHAMA BAY」に決定した。岩田地崎建設(札幌市中央区)により工事を進めており、2027年1月に開業する。建築主は日本郵船(東京都千代田区)で、Plan・Do・Seeが運営を担当する。  「横浜郵船ビル」は、日本郵船が客船のクルーや料理人を育成する拠点として1888年に初代の建物を建設。関東大震災の被害を受け、1936年に現在の建物に再建した。規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ7163平方㍍。  改修工事では、コリント様式の列柱16本から成る外観を継承しつつ、内部をホテルにコンバージョンする。「横浜郵船ビル」が海運により横浜の貿易を支えてきたことから、航海の記憶をコンセプトとしたデザインを施す。  客室は全52室で、38平方㍍以上のゆったりとした空間を確保。内装は横浜港との定期航路があった▽ボストン▽マルセイユ▽ベンガル▽アレクサンドリア▽ワタビア▽アントン―などを表現する。レストランは船上デッキをモチーフとして、世界各国の工芸品を設置する。  この他、結婚式場にはチャペルや3種類のバンケットを設ける。  設計はJPプロパティーズ一級建築士事務所(東京都中央区)、内装デザインはハーシュ・ベドナー・アソシエイツ(シンガポール)が担当。  所在地は横浜市中区海岸通3ノ9ノ1。隣接する街区では、日本郵船が三菱地所(東京都千代田区)と鹿島(東京都港区)と共同で高さ約100㍍の高層ビルを建設している。