高知労働局 65歳定年企業は25・0%

四国
 厚生労働省高知労働局は、県内の「高年齢者雇用状況等報告」の集計結果をまとめた。2025年6月1日現在、報告のあった1370社のうち、65歳までの継続雇用などの雇用確保措置を実施している企業は1363社(全体の99・5%)で、前年度から0・5ポイント減少した。全産業では60歳定年制の企業が61・4%と最も多いものの、65歳定年制を25・0%の企業で導入し前年よりも2・3ポイント増加した。70歳までの継続雇用などでは、建設業の実施済み企業割合が全産業で3番目に高かった。  建設業の70歳までの就業確保措置(継続雇用など)を従業員規模で見ると、実施済み割合は21人以上が48・3%、31人以上が41・5%で、いずれも県内全産業合計を上回っていた。県内企業全体では21人以上が34・8%、31人以上が31・4%だった。  全産業の定年制の導入状況は、企業規模21人以上の1370社のうち、60歳とする企業が841社と全体の61・4%を占める。61~64歳は76社で5・5%、65歳が342社で25・0%、66~69歳が13社で0・9%、70歳以上が36社で2・6%、定年制を廃止した企業は62社で4・5%。60歳未満で定年の企業はなかった。  これが企業規模31人以上の914社では、60歳が607社で66・4%、61~64歳が57社で6・2%、65歳が197社で21・6%、66~69歳が7社で0・8%、70歳以上が21社で2・3%、定年制廃止は25社で2・7%となる。  高年齢者雇用安定法は、事業主に対して65歳までの安定した雇用確保を目的に、「定年制の廃止」、「定年の引き上げ」、「継続雇用制度の導入」のいずれかの措置を義務づけている。さらに70歳までの就業機会確保へ、これらの措置に加えて、業務委託契約を締結する制度の導入や、社会貢献事業に従事できる制度導入という雇用以外の措置(創業支援等措置)により、高年齢者の就業確保措置を事業主の努力義務としている。