名高速 名岐道路の有料道路事業化 大臣許可得て決定

中部

名岐道路計画図

 名古屋高速道路公社による名岐道路(一宮~一宮木曽川)の有料道路事業化が1月9日付で国土交通大臣の許可を得て決定した。今後、調査、設計等に着手する。今回、大臣許可を得た名古屋高速道路の整備計画には、2025年4月に国土交通省により事業化された名岐道路に有料道路事業を導入して合併施行として実施するための事業費2200億円、また、都心アクセス事業における追加分の事業費として1190億円の計3390億円を全体の概算事業費に追加した。併せて、完成予定年度は、名岐道路の完成に合わせ、現行年度より8年延長し39年度に変更した。  名岐道路は、国道22号と並行し、愛知県一宮市から岐阜市を結ぶ延長約10㌔の高規格道路。このうち、名古屋高速一宮線の一宮東出口から東海北陸自動車道一宮木曽川インターチェンジ(IC)(一宮市大毛)までの延長約6・9㌔が事業化されている。全線4車線の高架構造で、道路種別・等級は第2種1級。設計速度は時速80㌔。区間の南側に位置する一宮IC(一宮市丹陽町)については、名岐道路と名神高速道路をつなぐ2本の連結路を設け、フルジャンクション(JCT)化し岐阜方面に向かえる構造とし、名神高速道路との相互利用を可能とする。一宮木曽川JCT(仮称)では、一宮木曽川IC付近に名岐道路と東海北陸自動車道をつなぐ2本の連結路を設ける。区間内に設置する出入口は4カ所を予定。  事業は国土交通省との合併施行方式によるものとなり、施行担当は、高速道路の専用部(一部国施行部を除く)と全線の舗装・設備工事、また、有料道路と接続するJCT部・橋梁工事の一部区間および料金徴収設備が設置される入口については同公社が実施する。  事業費については、国の社会資本整備審議会事業評価部会(25年12月24日開催)で、路線全体の事業費として2700億円が示され、このうち、1620億円を有料投資額とし、有料事業を活用して整備を加速化させていく計画とした。今回、同公社が示した2200億円は、1620億円に建設中利息と同公社の一般管理費等を加算した額で、完成予定年度は39年度を目標とした。  同公社では、今回の大臣許可を踏まえて、今後、調査・設計等の業務に着手するため、9日付で発注見通しを更新し、名岐道路関連業務として、地質調査5件、予備設計3件、測量2件、検討業務1件の計11件を追加し、第4四半期に発注する計画だ。  一方、都心アクセス事業については、3地区のうち、黄金地区(名古屋市中川区)で186億円、栄地区(同市中区)で1004億円増額し、計1190億円を追加した。完成予定年度については、黄金地区で9年間延伸し、36年度までとし、栄地区で8年間延伸し、36年度までとした。黄金地区については、工事の第一弾となる、「市道高速1号新黄金オンランプ(東)工区下部工事」「同(西)工区下部工事」の2件を1月9日に事後審査方式一般競争入札で総合評価落札方式により公告した。同(東)工区下部工事は、工事延長160㍍、鉄筋コンクリート(RC)橋脚1基、橋台1基など。予定価格は2億9900万円。同(西)工区下部工事は、工事延長240㍍、RC橋脚3基、鋼製橋脚基部2基など。予定価格は8億3630万円。開札はいずれも2月12日。