菊井雄二氏(きくい・ゆうじ=三喜工事(高松市)会長)

四国

菊井雄二氏

 秋の叙勲で旭日双光章を受章した。「身に余る光栄。支えてくれた管工事業協会や関係者のおかげ」と感謝するとともに、「今後も業界発展のため尽力していく」と決意を語る。  「率先垂範」を常に心掛けている。「進んでやるのが上の上、まねてやるのが中の中、言われてやるのが下の下」と自ら先頭で行動し、道を切り開いてきた。  香川県管工事業協会の会長に就任した際は、分離発注を各自治体に進めてもらおうと県内を奔走した。首長に直談判するため、「会ってくれない時は無理やりにでも会って話を聞いてもらった」と笑う。  業界への入職者の減少や技術者の高齢化を憂いていた。県内の高校を回り業界をPRし入職を促し、香川県総務部営繕課とは業界が直面している課題について意見を交わすため官民研究会を始め、技術講習会などで後進の育成に努めた。「本気で業界の未来を考えないといけない」との使命からだった。  今まで「仕事は楽しみで人生の全て」とひた向きに取り組んできた。「今は隠居の身」というが今まで培ってきた知識は「惜しみなく伝えていく」。後進には「自らを奮い立たせ行動に移す。見ていても何も始まらない」と警鐘を鳴らす。自身の人生で常に根底にあり、今でも実践している考え方がある。「能力よりも、やる気があれば知恵も出る」。前向きさは健在だ。 【略歴】1974年大阪商業大学商経学部卒業。77年三喜商事(現・三喜工事)入社、2002年同社代表取締役、20年香川県管工事業協会会長、23年同社会長。香川県出身。73歳。