横浜市住供 あゆみが丘の先進的な住宅地整備、初弾の事業者公募

神奈川
 横浜市住宅供給公社は、都筑区あゆみが丘の市有地に「省エネ性能のより高い住宅」のモデル街区を整備するため、マスタープランの策定や住宅の設計・施工などを担当する事業者の公募手続きを開始した。建築と造成工事の施工者は市内の特定建設業許可業者であることが条件。単体企業またはグループから1月30日まで参加登録を、5月15日まで提案書を受け付ける。書類審査とプレゼンテーションを経て7月上旬に結果を公表する。  対象地は都筑区あゆみが丘9の面積5969平方㍍。第1種低層住居専用地域(建ぺい率50%、容積率80%)に指定されている。  事業名を「Green×Housing Project あゆみが丘」と名付け、省エネ性能の高い一戸建て住宅を整備・販売し、街区全体を脱炭素社会や循環型社会のショーケースにする。子育て世代の流入を促すとともに、建設に携わる市内事業の技術力向上を支援する狙いもある。  市が対象地を住宅供給公社に50年以上の一般定期借地権で貸し付け、民間事業者が整備した住宅を公社が入居者に販売する流れを想定。  住宅部分に関しては、一戸建て(仮想敷地面積150平方㍍以上、延べ床面積約100平方㍍)を20棟程度、賃貸長屋(2戸以内、1戸当たり延べ床面積約70平方㍍)を1棟配置する計画。一戸建てのうち1棟はモデルハウスとする。3エリアに分け、区画ごとに設計・施工者を選ぶ。  エリア内には地域防災に寄与する広場も整備。また、町内会が会館を新築する。  事業者の公募方法は2段階となっており、今回の第1段階でエリア全体のマスタープランの策定と第1エリアに建てる住宅の設計・施工者を決める。その後、2段階目の公募で第2・3エリアの住宅設計・施工者を2者(グループ)選ぶ。  第1段階公募への参加要件は、横浜市の競争入札参加資格で▽マスターアーキテクト(住棟設計者・建築工事監理者)=種目・建築設計(1級建築士事務所)▽建築工事施工者=市内、工種・建築(特定建設業許可)▽造成設計者=種目・建設コンサルタント等の業務または土木設計▽造成工事施工者=市内、工種・土木A(特定建設業許可)―に登録されている企業かグループであること。また、協力者として、エネルギー関連企業やコミュニティ形成事業者などの参加を求める。  第1段階公募の事業者が決まれば、7月上旬からマスタープランの策定と造成・広場設計に着手。並行して26年度中に2段階公募を実施。27年度に造成、28年度に住宅の建築工事を始め、同年度のまちびらきを目指す。