25年12月の横浜オフィス空室率 7.01%に
神奈川
三鬼商事(東京都中央区)のオフィス市況調査によると、2025年12月の横浜ビジネス地区(関内、横浜駅、新横浜、みなとみらい21の各地区)の平均空室率は7・01%で、24年12月から0・33ポイント下がった。地区別ではみなとみらい21地区が4ポイント以上の低下となった一方、関内地区は「BASEGATE横浜関内」が募集面積を残して完成したことが響き、約5ポイント上がった。1坪当たりの平均賃料は24年同月比281円増の1万3199円。
25年12月時点の空室面積は6万6212坪。前年同月比1929坪の減少となり、空室率はマイナス0・33ポイントの7・01%に下がった。ただ、東京都心5区(千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区)は2・2%と高稼働の状態となっており、これに比べると需給が緩んでいる。
地区別に見ると、空室率の高さが目立っていたみなとみらい21地区で徐々に空室が解消し、24年12月からマイナス4・38ポイントの8・27%となった。募集面積を残して完成した築浅ビルの空室が埋まった他、他地区からの移転の動きもあった。
一方、関内地区は9・01%で、23年同月比プラス4・92ポイントの上昇を示した。25年1~11月はおおむね3・5~4・5%で推移していたが、12月に延べ床面積3万0331坪の大規模オフィスビル「BASEGATE横浜関内」が募集面積の8割程度を残して完成したことが影響した。
横浜駅地区は3・17%(前年同月比マイナス0・36ポイント)でほぼ横ばい。3月に大型空室が発生したことで4%台に乗ったものの、間もなく空室が解消し年間を通して安定的に推移した。
新横浜地区は6・74%となり、前年同月の6・02%から0・72ポイント上昇した。25年9月に「SUITE新横浜ビル」が空室面積を残して完工したことが影響したが、同ビルへの引き合いは順調なため今後は低下傾向になると予測する。
横浜ビジネス地区全体の平均賃料は1坪当たり1万3199円。新築ビルの募集賃料が高水準だったことで前年同月から281円の増加となった。地区別では、関内地区が1万1396円(24年同月比プラス168円)、横浜駅地区が1万5031円(プラス374円)、新横浜地区が1万2229円(プラス406円)、みなとみらい21地区が2万1053円(プラス115円)と、いずれの地区も上昇を示した。
26年は新規供給なしの見通し
25年の新規供給量は3万4305坪。24年の6万3437坪から約2万9000坪の減少となった。
26年は7年ぶりに新規供給の予定がない。需給が引き締まる可能性が高く、関内エリア最大級のフロア面積を備え神奈川県外からも注目が高い「BASEGATE横浜関内」にも成約の動きが出るとみている。
