26年度の建設投資5.7%増 政府、民間非住宅が寄与

中央
 建設経済研究所と経済調査会は、2026年度の建設投資を名目値ベースで前年度比5・7%増の81兆0700億円、15年度を基準とした実質値ベースで3・6%増の60兆3460億円とする予測をまとめた。第1次国土強靱化実施中期計画に基づく対策で政府分野投資の拡大が見込まれるほか、企業の設備投資に持ち直しの動きが見られる民間非住宅建設投資が寄与し、建設投資全体で増加を予測した。  26年度の政府建設投資は名目値で7・2%増の27兆9900億円、実質値で5・1増の20兆8275億円とした。このうち建築補修を除いた政府分野投資は名目値で7・8%増の24兆9200億円、実質値で5・7%増の18兆5771億円となる見通しを示した。国の公共事業関係費については、25年度補正予算で1割増の約2・6兆円が盛り込まれたことを踏まえ、増加の見込みとした。地方単独事業の26年度予算についても維持補修費、投資的経費が前年度並みに確保される見通し。  26年度の民間非住宅投資は名目値で6・7%増の21兆7700億円、実質値で4・5%増の16兆1604億円とした。省力化投資などの設備投資計画は持ち直しが続く見通し。事務所や民間土木は26年度も増加が続く一方、これまで増加が続いた倉庫・流通施設については足下で一服感が見られ、減少が見込まれるとした。  26年度の民間住宅投資額は名目値で4・5%増の17兆0900億円、実質値で2・8%増の12兆9090億円と予測。住宅着工戸数は5・5%増の77・7万戸になるとした。省エネ基準適合義務化に伴う駆け込み需要の反動減で低迷した25年度からは回復するものの、新築価格の高騰を背景に24年度並みには戻らない見通しとなった。  この他、非住宅の民間建築でも価格高騰を背景に、建て替え計画から大型リフォームにシフトする動きが見られるとした。