概略設計を26年度も継続 京成高砂駅~江戸川駅付近の連続立体交差

東京

京成高砂駅を北口から望む

 東京都が連続立体交差事業の準備区間に位置付ける京成本線・京成高砂駅~江戸川駅付近の概略設計が進んでいる。都と協定を締結した京成電鉄が復建エンジニヤリング(中央区)に業務を委託。対象区間の延長約5・3㌔で線形や構造形式、施工方法を検討中だ。別途改良を計画する京成高砂駅付近の検討状況を踏まえ、2026年度も概略設計を継続する予定でいる。  京成本線の京成高砂駅~江戸川駅付近(葛飾区高砂~江戸川区北小岩)は連続立体交差事業で鉄道を高架化または地下化して、開かずの踏切2カ所を含む合計13カ所の踏切を除却する。22年度の新規着工準備採択時に全体事業費を2640億円と試算。23年度に本格的に概略設計をスタートさせて、対象区間の線形や構造形式、施工方法を検討している。  一方、京成電鉄は25年5月に策定した中期経営計画(計画期間25~27年度)で、成田空港へのアクセス強化策の一つとして京成高砂駅付近の改良を挙げた。  京成高砂駅は京成本線と成田スカイアクセス線、北総線が地上の2面4線のホームに、金町線が高架式のホームに乗り入れている。このうち地上の2面4線は平面交差で高砂車庫につながっていて、車両が高砂車庫に出入庫する間は通常の運行ができない。このため運行本数の増加が難しく、輸送量強化のボトルネックとなっている。  そこで成田スカイアクセス線の線路と高砂車庫に出入庫する線路を切り分ける改良を実施してボトルネックを解消する考えだ。連続立体交差事業にも影響を与えるため、改良の検討を連続立体交差事業の概略設計に反映させる必要がある。  これらを踏まえ京成電鉄は26年度以降も概略設計を深度化し、事業主体の都と協議しながら両者で都市計画変更や環境アセスメントの手続きにつなげていく。