子供・若者施設整備 PFI採用、2027年度に事業者 都教育庁

東京
 東京都教育庁は、区部ユース・プラザに代わる「(仮称)子供・若者体験活動施設」の整備にPFI方式を採用し、維持管理・運営を含む事業を民間に任せる。施設整備は区部ユース・プラザのスポーツ・文化学習棟の改築と宿泊棟の改修で対応する。2027年度に事業者を選んで28~29年度に設計・解体を進め、30年度に宿泊棟の改修工事、30~32年度にスポーツ・文化学習棟の改築工事を行って、順次運営を開始する予定だ。総延べ床面積約1万8500平方㍍の施設規模と約259億円の施設整備費を見込む。これらを盛り込んだ基本計画の案を公表し、2月13日までパブリックコメントを受け付ける。25年度末をめどに正式な基本計画を策定した上で、26年度中に事業者の公募手続きを始める見通し。  区部ユース・プラザは夢の島公園内の江東区夢の島3ノ2に立地。青少年を中心とした都民が交流、学習、研修など多様な活動を行う文化・スポーツの拠点となっている。面積2万7022平方㍍の敷地には、過去のPFI事業(事業者=大林組が出資の特別目的会社)で1976年完成の夢の島体育館に改修を施したスポーツ・文化学習棟と、新たに建てた2004年完成の宿泊棟とで総延べ床面積1万7415平方㍍の施設がある。  子供・若者体験活動施設の整備では、スポーツ・文化学習棟を改築して建物の老朽化や新事業が実施しやすい諸室の配置に対応。宿泊棟については設備配管の更新が必要なものの、継続使用に大きな課題はないため改修する。  整備後の総延べ床面積は、倉庫などの付帯設備を除いて約1万8500平方㍍。主要エリアの面積は▽文化芸術エリア(150~200人収容の発表スペース、防音室など)=約800平方㍍▽スポーツエリア(バスケットボールコート、水泳スペース、屋外スペースなど)=約3600平方㍍▽学習・交流エリア=約550平方㍍▽宿泊エリア=約2000平方㍍―を想定する他、共通エリアとして130人程度を収容できるレストランや保健室なども設ける。施設は全てユニバーサルデザインで整備する。  現地の用途地域は第1種住居地域で、建ぺい率60%・容積率200%。夢の島公園内に位置しているため、都市公園法に基づき設置可能な施設の種類や建ぺい率などを考慮する必要がある。  施設の整備と維持・管理運営を一括して民間に任せるPFI方式を採用。直営に比べ10%を超える財政負担の縮減を見込む中、施設整備費を約259億円、貸館事業と宿泊事業の維持管理・運営費を年間約15億円、利用料収入を年間約6億円と見積もった。体験活動プログラムの提供については別途コーディネーターを選定し、都が全体統括を行う官民連携スキームを採る。