建設業の景況感「悪化」続く 受注減、コスト増の傾向 3保証会社

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 東日本建設業保証、西日本建設業保証、北海道建設業保証の3社がまとめた建設業の景況調査によると、地元建設業界の景気は「悪い」傾向がやや強まる見通しとなった。今期(2025年10~12月)実績では「良い」との回答から「悪い」を差し引いたBSI値がマイナス10で、前期からマイナス幅は0.5ポイント縮小したものの「悪い」傾向が持続。来期(今年1~3月期)はマイナス12・5で、さらにマイナス幅が拡大する見通しとなった。  今期の地元建設業界の景気を地域別に見ると、最も良かったのは北陸で、BSI値(季節調整済)はマイナス5・5だった。最も悪いのは東北で、BSI値はマイナス14・5。  全体の受注総額は今期がマイナス8・5、来期がマイナス12・0となった。ただ、3保証会社の保証実績はプラスの傾向も見られ、実際の受注金額と企業の実感との間に乖離(かいり)が生じている可能性もある。  短期借入金利は「上昇」の回答割合が「下降」を上回る状況が続く。借入時の金利について聞くと「1%未満」が22・5%となり、前期比で減少したのに対し、「1%台」が52・2%、「2%台」が19・8%といずれも増加した。ただし、金利は上昇しつつあるものの、銀行の貸出しは「容易」の傾向が続いている。  コスト面では、資材価格の上昇傾向が続く。今期のBSI値は前期比1・5ポイントダウンしたものの、27・5で引き続き「上昇」の回答割合が「下降」を大きく上回った。来期も同様の傾向となる。  技能者の賃金についても「上昇」が「下降」を上回り、BSI値は今期が25・0、来期が24・5となった。