旧築地市場~竹芝ふ頭間の歩行者ネットワーク整備 都

東京

歩行者ネットワークの整備イメージ

 東京都港湾局は浜離宮前面防潮堤の管理用通路を活用し、旧築地市場跡地と竹芝ふ頭を結ぶ歩行者ネットワークを整備する。中央コンサルタンツ(名古屋市中区)に委託した基本検討業務を通じ、途中にある築地川水門の部分を行き来できるようにする方法などを検討していく。履行期限は8月21日。2026~27年度の基本・実施設計を経て、28~30年度の工事を予定している。  浜離宮前面防潮堤は旧築地市場跡地(中央区築地5、6丁目各地内)と竹芝ふ頭(港区海岸1ノ16ノ1)の間の水域に位置する延長600㍍強。標準幅員は14・1㍍で、管理用通路を設けた海側の4・8㍍が高く、緑地帯を配置した浜離宮側の9・3㍍が低くなっている。  都は旧築地市場跡地の開発に合わせて浜離宮前面防潮堤の管理用通路を活用した歩行者ネットワークを整備し、跡地周辺の都市インフラの一つにする。  ただ、浜離宮前面防潮堤の途中には築地川水門がある。普段は水門(有効幅員14㍍×1連のスイングゲート)を開けたままにしている他、管理用の可動式橋梁も船舶の航行を考慮して渡していないため行き来ができない。  そこで歩行者ネットワークの整備に当たっては、恒久的な橋梁の架設や、普段は渡したままで一定規模の船舶が通る時には外す可動式橋梁の設置を過年度に考えた。  今回委託した業務では現地と船舶の航行実態を調べた上で、恒久的な橋梁の整備を見据えて橋の高さやアプローチの整備方法を検討する。具体的には▽重力式スロープ▽杭基礎式スロープ▽昇降機設備の設置―の三つについて実現可能性を模索。これらに新たな可動式橋梁の設置を加えた合計4パターンの事業計画を立案・比較して最適案を選ぶ。  なお、恒久的な橋梁は21年度に日本海洋コンサルタント(港区)で概略設計を行った。