週休2日目標を39県域達成 平準化・ダンピング対策道半ば 新・全国統一指標
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国土交通省は、品確法に基づき公共発注者の発注関係事務を評価する「新・全国統一指標」について、最終年度となる2024年度の実績をまとめた。都道府県・政令市が週休2日対象工事として公告した工事の割合が目標値の「1・00」を達成した県域は39都道府県まで増えた。一方、地域平準化率とダンピング対策は41と大半の県域で目標値を下回った。
週休2日の実施状況は、都道府県・政令市が発注する全工事(災害復旧工事などを除く)に対し、週休2日対象工事として公告した件数を100%(1・00)とすることを目指す。目標値を下回った地域ブロックのうち、関東と中部、四国、九州は「0・99」、近畿が「0・98」、沖縄が「0・96」だった。
県域レベルでは、新潟県、福井県、京都府、兵庫県、奈良県、徳島県、愛媛県、沖縄県を除く全てのエリアが達成した。全国平均でも「1・00」とほぼ目標値に達したことを踏まえ、第3次・全国統一指標ではより厳しい目標を定めるとしている。
閑散期の解消を目的とした施工時期の平準化は、都道府県・政令市・市区町村発注を対象に、年度を通じた工事平均稼働件数に対する4~6月期の工事の平均稼働件数の割合で評価する。地域ブロック単位では、全10ブロックが「0・70」を上回ったものの、0・75~0・90の範囲で地域ごとに定めた目標値を達成したブロックはなかった。
県域レベルでは▽秋田県▽神奈川県▽福井県▽山梨県▽長野県▽和歌山県―のみが県ごとに設定した目標値に達した。全国平均は「0・72」で、前年度から0・02ポイント上昇した。
ダンピング対策の取り組み状況は、都道府県・政令市・市区町村発注の全工事契約件数に対する低入札価格調査基準・最低制限価格の設定件数の割合を評価する。地域ブロック単位ではなく、県域単位のみが評価対象となる。目標値として北海道のみ「0・90」、その他は「1・00」を設定しており▽石川県▽山梨県▽滋賀県▽岡山県▽広島県▽大分県―が達成した。「0・80」を下回ったのは北海道(0・76)と佐賀県(0・78)のみ。全国平均は「0・94」で、前年度から0・01ポイント上昇した。
測量、設計、地質調査などの業務の取り組み状況もまとめた。履行期限の分散状況は、国・都道府県、政令市発注を対象に、年度を通じた業務稼働件数に対する繁忙期(1~3月期)を履行期限とする業務件数の割合で評価する。地域ブロック単位では関東(0・47)、沖縄(0・48)が目標値を達成した。
年度の業務契約件数に対するダンピング対策の設定件数は、全国平均が「0・96」となり、前年度から0・02ポイント上昇。目標値「1・00」を下回ったのは東京都(0・65)、神奈川県(0・97)、静岡県(0・96)など9都県だった。
