北南建の2024年度工事成績評定まとめ 平均72点で優良8件
東京
東京都北多摩南部建設事務所が2024年度に通知した工事成績評定結果は67件だった(本紙調べ)。このうち総評定点75点以上の優良は8件で、不良(60点未満)はなかった。平均点は72点で、平均点を上回った案件は全体の42%に当たる28件だった。最高点は巴山建設が担当した「石神井川整備工事(北その10―3)」の80点。同案件は25年度優良工事等局長表彰とHTTゼロエミッション優良取組工事を受賞している。
項目別に見ると、全案件で評価される基本評価項目の「基本的な技術力と成果の評価」8項目のうち、平均点超えが最も多かったのは工程管理(配点10点)で、平均点は7・6点、平均点超えは47件(割合70%)だった。
この他の項目の平均点(平均点超えの件数、割合)は、安全衛生管理(10点)が7・6点(40件、60%)、配置技術者(5点)が4・0点(38件、57%)、品質管理(15点)が10・9点(38件、57%)、施工管理(15点)が11・1点(37件、55%)、出来栄え(30点)が21・8点(34件、51%)、対外調整(5点)が4・0点(26件、39%)、施工体制全般(5点)が3・9点(25件、37%)だった。
同事務所の担当者は総評として、「最低でも68点と、おおむね高得点となった。総合評価方式の採用や、希望制指名競争入札における選定の効果があったと考えている。項目別の平均点を見ると、出来栄えが比較的低いため、今後はこの点の向上を図っていく必要がある」と話す。また、受注者に対しては「得点が低い傾向にある分野について、底上げを図ってもらいたい」と述べた。
優良8件の案件は、基本評価項目で平均点超えが多いことに加え、加点項目に位置付けられる「技術力の発揮(2点)」「創意工夫と熱意(2点)」「社会的貢献(1点)」のいずれかでも加点されている点が共通していた。全体では、加点項目で加点された案件は35件(52%)で、32件は加点なしだった。
加点項目で評価された具体的な事例を担当者に聞いたところ、ICT活用、HTTゼロエミッションアドバンス、女性活躍モデル、建設業の魅力発信モデル工事、地域住民への対応(広報、要望対応)などを挙げた。
基本評価項目(8項目)のうち満点を獲得した項目は、配置技術者の2件のみだった。該当案件は、ニューズ産業の「道路橋梁維持工事その1(単価契約)」と、桜井造園の「街路樹維持工事及び管理委託西東京その2(単価契約)」。この結果について同事務所は、「各案件について東京都工事成績評定要綱に基づき採点し、評価対象項目で優良と判断した結果」と説明し、具体的な評価内容には触れなかった。
