高知県 海岸保全基本計画推進委員会を開く
四国
海岸保全基本計画推進委員会の様子
高知県は、国の海岸保全基本方針が変更されたことを受け、気候変動を踏まえた海岸保全基本計画の見直しへの意見を聴取するため、第11回高知県海岸保全基本計画推進委員会を開催した。これまでの海岸保全施設技術検討会の意見などを反映した海岸保全基本計画の変更案を示した。
対象は海部灘、土佐湾、豊後水道東沿岸。土佐湾沿岸については、2024年10月に中央部のみ部分変更している。計画変更のポイントとして、気候変動を踏まえた計画外力・適応策などの反映▽気候変動シナリオとして気温が2度上昇することを前提に将来の気候変動を考慮した2100年時点の海岸保全の目標を明示▽技術検討会で審議した防護水準を設定し、ハード対策とソフト対策の適切な組み合わせ▽気候変動に不確実性があることから5年ごとに点検し、適宜見直しを実施すること―などを挙げた。
海岸の防護に関する変更点については、2100年時点での潮位や波浪、津波に対する防護水準を新たに設定し、この防護水準を施設の耐用年数を考慮した上で段階的に設定することや、侵食対策では、気候変動による潮位上昇を踏まえると現状の海岸線の維持は困難となることから、モニタリングを実施した上で、必要に応じて総合的に対策を行うことなどの方向性を説明した。
海岸保全基本計画の変更に向けたスケジュールは、関係市町村や関係海岸管理者への意見照会やパブリックコメントを経て、3月に基本計画の公表を予定している。
