四宮渚咲(しのみや・なぎさ=徳島県立阿南光高等学校都市環境システム科)

四国
 国土交通省らが高等学校の建築学科、土木学科等で学ぶ生徒を対象に実施している高校生の作文コンクールに応募した「あの神社からはじまったこと」が国土交通大臣賞に輝いた。  「先生から受賞の報告を受けたときは、一瞬信じられずに『本当ですか』と何回も聞き返してしまった」と笑みをこぼす。「授賞式では作文の朗読があって、気恥ずかしさと緊張を覚えたが、建設業界の人たちへの敬意と感謝を伝えることができてうれしかった」と振り返る。  応募したきっかけは、学校のチラシと先生からの提案。先生は「普段の授業でも国語の成績が良く、良い文章を書くので入賞も狙えるのではないか」と応募を薦めた経緯を語る。  作文のテーマは記憶に残る幼い頃に訪れた神社の風景。「老朽化した建物や木の表面の色合いの変化が幼いながらに美しいと感じた。同時に長い年月を経てもそこにある存在感」と「建物」に惹かれ、建設業について学べる阿南光高校に進学した。  「建設現場は雑然として不衛生なイメージがあったが、最新機材を導入していたり安全管理が徹底されている所を見て、印象が変わった」と、入学前とのギャップを話す。  卒業後は県外の土木会社での就職を希望している。「授業で見学したトンネル掘削の現場が印象に残っている。人の暮らしを支えるインフラ整備で大きな現場を担当してみたい」と夢を語る。