三菱地所 アパートメントホテルを展開開始 30年までに10棟

神奈川

第1弾物件のイメージ。都市観光拠点近くで展開する

 三菱地所(東京都千代田区)は、グループ客の宿泊需要に対応し、アパートメントホテル「WAYPOINT(ウェイポイント)」の展開を開始した。新築やリノベーションにより開発を進め、2030年までに10棟の開業を目標とする。展開エリアは東京都と大阪府を中心としつつ、神奈川県を含め他の地域への出店も状況に応じて検討する。  三菱地所グループでは、フルサービス型ホテル「ロイヤルパークホテル」をメインブランドとして展開。インバウンドの拡大などを追い風に、21年3月期~25年3月期の5年間で客室数を約1・5倍の5025室に増やすなど、積極的に開発を進めている。また、「横浜ロイヤルパークホテル」(横浜市西区)をマリオット・インターナショナルのフランチャイズホテルに改修するのをはじめ、ラグジュアリーホテルの展開も進む。  一方で、外国人観光客を中心に多人数・複数泊の宿泊ニーズが高まっていると分析。ランドリーやキッチンを備えたアパートメントホテルを展開することを決めた。運営は三菱地所ホテル&リゾーツ(東京都港区)が担当。  第1弾の「WAYPOINT TSUKIJI TOKYO」(東京都中央区)は、既存物件のリノベーションにより4月に開業する。規模は9階建て延べ2392平方㍍。寝具は2段ベッドを採用し、4人用の客室と6人用の客室を計52室設ける。一部の客室にはミニキッチンや洗濯乾燥機を備え付ける。  内装は〝山のキャビン〟をモチーフに、館内の各所で木材を使用。客室のテレビボードとして国産スギ材を使った積み木パネルを設置する。  改修工事の施工者は三菱地所ホーム(東京都新宿区)。  今後も首都圏や近畿圏の都市観光拠点近くで展開する。第2弾からは新築物件が中心となる予定。長期滞在者を増やすことで周辺の商業施設などへの消費が増え、街の活性化にもつながるとみている。