事業認可を取得 東急大井町線・戸越公園駅付近の連続立体交差

東京

戸越公園駅付近の状況

 東京都は東急大井町線・戸越公園駅付近の連続立体交差事業に着手する。2月6日に国土交通省から事業認可を得た。同駅を中心とした約0・9㌔の鉄道を高架化し、区間内の踏切を除却して交通渋滞の解消や道路と鉄道の安全性の向上などにつなげる。事業費は427億円。2035年度の完了を目指す。  連続立体交差事業の対象は戸越公園駅を含む品川区豊町2丁目~戸越6丁目間の延長895㍍。相対式2面2線のホームを持つ駅の前後に、補助第29号線の戸越公園1号踏切など6カ所の開かずの踏切がある。  事業の中で幅約12~17㍍、高さ約11~16㍍の高架橋を構築し、駅と軌道を嵩上げして6カ所の踏切を除却する。新しい駅のホームは島式1面2線とする。併せて3路線・総延長320㍍の側道(幅員6㍍)を設ける。  16年3月に鉄道立体化の事業候補区間に位置付け、21年4月の国による連続立体交差事業の着工準備採択を経て、23年10月に都市計画決定していた。  環境影響調査書(20年3月)で示した施工方法によると、まず現在線の北側に仮線を敷設。上り線、下り線の順に仮線へ運行を切り替えた後、先に下り線の計画線の構造物を構築して高架化する。続いて上り線の計画線の構造物を構築・高架化し、事業を完了させるとしている。  東急設計コンサルタント(目黒区)が駅部、パシフィックコンサルタンツ(千代田区)が駅部を除く高架橋区間のそれぞれ詳細設計を手掛けた。  連続立体交差事業に関連したまちづくりも進行中だ。戸越公園駅北地区では再開発準備組合が住宅や店舗などを主要用途とした延べ床面積約2万9000平方㍍の施設建築物を建設する計画。28~31年度の工事を予定している。  これに合わせて品川区は駅の北側に面積約1700平方㍍の交通広場と補助第29号線につながる延長約60㍍の取り付け道路を整備する。