臼幸産業・橋本組が「建設もの創り大賞」作品発表

静岡

会員らは施工の工夫や品質管理を学んだ

 静岡県住宅振興協議会(会長・縣茂樹静岡県くらし・環境部長)は2月6日、静岡市内で会員研修会を開き、「建設もの創り大賞」建築部門で優良賞を受賞した住宅作品の事例発表を行った。臼幸産業(小山町)の髙杉侑希氏と橋本組(焼津市)の藤浪薫朗氏が講師を務め、会員らは施工の工夫や品質管理の取り組みなどを学んだ。  臼幸産業は第41回(2024年度)の同賞で、沼津市内の一戸建て住宅「S様邸」新築工事で優良賞を受賞した。規模は木造平屋278平方㍍。設計コンセプトは「庭と暮らす平屋の贅沢(ぜいたく)」。街中の敷地条件を生かし、芝生の庭を建物と目隠し塀で囲い込むことで外部からの視線を遮りながら、開放的でプライバシー性の高い住環境を実現した。深い庇の下に窓やテラスを設け、屋内外が緩やかにつながる空間構成とした。  施工面では地中埋設物の撤去による工程遅延に対し、基礎工事と目隠し塀工事の並行施工やユニット鉄筋の採用などで工期短縮を図った。  橋本組は第35回(18年度)同賞で、焼津市内の「志太・組むの家」新築工事が優良賞を受賞した。規模は壁式鉄筋コンクリート造3階建て延べ235平方㍍。「女性目線で品のある建築物」を目指した住宅で、外断熱工法を採用し、結露防止や省エネ性能を高めた。設計意匠を重視しつつ、サッシの取り付け位置を調整するなど、品質との両立を図った。  藤浪氏は「繊細なデザインを忠実に再現しながら、長く快適に使える住宅を目標に施工した」と説明。完成から8年経過した現在も、壁と天井にクラックがなく、施主からも高い評価を得ている。 【建設もの創り大賞】静岡県建設業協会(石井源一会長)による、地域社会の発展に貢献した土木・建築工事を表彰する制度。1984年に「静岡県建設業協会賞」として創設され、2015年度に現名称に改称。これまでに42回開催している。