明日の星58 三恵建設 杉田健(すぎた・たける)さん

東京

インタビューに応える三恵建設の杉田さん

 八王子市で50年以上の歴史を持ち、マンションや商業ビル、医療・福祉・教育施設など幅広く手掛ける三恵建設。昨年2月、東京都社会人サッカークラブチーム「FC NoosA八王子」の杉田健選手が入社した。入社後もサッカーを続けていたが現在はチームを退団し、施工管理技士を目指している。杉田さんに入社のきっかけや仕事内容について話を聞いた。  ―サッカーの経歴を教えてほしい。  「小学1年からサッカーを始め、高校では大成高校サッカー部に入部した。2019年の大成高校初のインターハイ出場時にはキャプテンを務めた。大学でもサッカーを続けたが、4年生の時にワーキングホリデーでオーストラリアに行き、長年続けてきたサッカーを一時休止。24年5~11月に語学を勉強しながらオーストラリアで働いた。しかし、サッカーが忘れられず日本に帰国して、NoosA八王子のクラブチームに所属。約1年間働きながらサッカーを続けたものの、両立が難しくなり所属チームを退団し、今は施工管理職の仕事を勉強している」  ―なぜ三恵建設に入社したのか。  「大学は経済学部で、建設業とは一切関わりがなかった。オーストラリアから帰国後にNoosA八王子に入団し、職を探していた際に同級生の紹介で三恵建設を知った。三恵建設はサッカーと仕事の両立を認めてくれ、働き方を考慮してくれたのが印象的だった。土曜出勤の免除、残業時間の配慮などサッカーを続けられる条件がそろっていたため入社を決めた」  ―サッカーを辞めて後悔はしていないのか。  「辞めるまではかなり悩んだ。しかし仕事をしながらでは体力的にも両立が厳しく、真剣にサッカーをやるよりも趣味で続けた方が良いと判断して辞めた。退団して3カ月が経過し、今は自分の時間が持てたことでプライベートが充実していると感じる。月に1回は趣味でサッカーをやっているので、後悔はしていない」  ―今の業務について。  「10階建てのマンション新築現場を担当している。まずは現場に慣れるのが仕事だと言われ、書類のまとめや写真撮影・整理を行っている。職人とのコミュニケーションを大切にし、職人の方が気持ちよく作業してもらえるよう心掛けている。高校のキャプテン時代に、報告会や雑誌の取材対応などで人前に出ることが多かったので、コミュニケーションは得意な方だ」  ―働き始めて大変だったことは。  「夏の猛暑で仕事をこなした後の、サッカーの練習は特にきつかった。夏場の厳しい環境下で作業している職人を尊敬している」  ―将来の夢は。  「サッカーを続けさせてくれたこと、反対していたにも関わらずワーキングホリデーに行くために支援してくれたことも含めて、両親には恩返しをしたい。建設業を長く続けるつもりだが、英語を生かせるような仕事にも挑戦したいと考えている。最終的にはこれまでの人生で積み重ねたものを生かせるような仕事に就きたい」