三重県・香川県知事 防災協力で協定
四国
防災協力に関する協定を結んだ一見三重県知事(左)と池田香川県知事
三重県の一見勝之知事と香川県の池田豊人知事の懇談会が2月10日、高松市で行われ、両県間での防災協力と災害時相互応援に関する協定を結んだ。平時には防災に関する計画や施策の情報交換を行い、訓練の視察や参加などの相互交流を実施。災害発生時には人的・物的な相互応援や自主的なリエゾン派遣などに取り組む内容となっている。
懇談会は両知事が同期の国土交通省出身であったことから、昨年から実施しており今回で2回目。防災対策や水産業、観光誘客をテーマに意見を交わした。
防災対策ではそれぞれの県での取り組みについて両知事が説明。池田知事は2015年度から10年間で進めていた地震・津波対策海岸堤防等整備のⅠ期計画で、浸水域が大きく減少したことを確認し、25年度からはⅡ期整備を進め浸水被害がおおむね解消されることを説明した。
一見知事は、南海トラフ地震の被害想定の見直しを3月に公表する予定であることや、27年度に「南海トラフ地震に特化した条例」を制定することを紹介。津波避難タワーの整備状況や孤立地域の実態調査を実施したことも説明した。
持続可能な水産業に向けては、志摩市などで新規就業、外国人向けの住環境整備を実施していることや、尾鷲市で従業員が集まれるコミュニティスペースを整備していることを紹介した。
池田知事は「三重県とは一定の距離がある。一方の被災がある場合に応援に行くことが今回の協定で道ができた」と成果を強調。一見知事も「局所的な災害にあった場合、応援に行きやすい距離にある。また南海トラフ地震に立ち向かっていく中でよい情報交換ができた」と話した。
両県は今後も定期的に懇談会を行う考え。
